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主演キャリー・マリガンが明かすトーマス・ハーディの小説「遥か群衆を離れて」の映画化作品とは?

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映画について語るキャリー・マリガン
映画について語るキャリー・マリガン

 英国を代表する作家トーマス・ハーディの小説「遥か群衆を離れて」の映画化作品『ファー・フロム・ザ・マッディング・クラウド(原題) / Far from the Madding Crowd』について、主演女優キャリー・マリガンが語った。

【写真】キャリー・マリガン出演『17歳の肖像』ギャラリー

 本作は、19世紀の英国を舞台に、おじから受け継いだ農場を経営する意志の強い女性バスシーバ(キャリー)が、求婚された3人の男性、羊使いゲイブリエル(マティアス・スーナールツ)、軍曹トロイ(トム・スターリッジ)、隣人ボールドウッド(マイケル・シーン)を通して、真の愛を最後に知るというドラマ。映画『偽りなき者』のトマス・ヴィンターベアがメガホンを取った。

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 原作におけるバスシーバについて「ビクトリア朝の若い女性で、結婚するつもりもなければ、男性に定義されることもなく、それらを全く気にしてもいない。だからこの役を務めることに、とても興奮したの。なぜなら、彼女は当時の女性の観点と異なることは明らかで、彼女は社会の慣習に抵抗し、人と違うことを楽しんでいた。彼女はものすごく複雑で頑固、さらに誤りを犯しがち、その上自発的で衝動的でもあるの」と説明したキャリー。

 また、当時の衣装、髪型、メイクについて「バスシーバは多くの様相を持つため、衣装のジャネット・パターソンにメイクのシャーロット・ロジャースと事前に話し合った。わたしたちはリアルを目指し、できる限り俳優が衣装を着て、メイクを施した姿だけは避けたの。それにトマスとの仕事や、脚本家デヴィッド・ニコルズの脚色で、決して保守的なコスチュームドラマにはならなかった。実際、屋外の撮影が多く、メイク、髪型、衣装もそれに耐え、機能できなければいけなかった」と語った。

 撮影中は役柄に合わせ、当時の生活状態で過ごしていたのか。「まるで宿題のように家に(この役を)持ち帰って、次の日のせりふを覚えたこともあった。でも、わたしはメソッド(役柄の感情を追体験して自然な演技を行う)を使う俳優ではないわ。こんな有名なキャラクターをセットで演じると、常にその役柄のことを考えるけれど、(撮影中ずっと)この役で居たわけではなく、わたしたち俳優は、シーンの合間にセットで電話もしていたわ」と明かした。

 映画では、意志は強いが、繊細な部分も持ち合わせ、さらに求婚された3人の男性に異なる接し方をするバスシーバという難しい役を、キャリーは見事に体現している。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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