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吉永小百合、二宮和也と腕組み「サユユは幸せ」 『母と暮せば』最新情報が明らかに

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『母と暮せば』に出演する加藤健一&浅野忠信
『母と暮せば』に出演する加藤健一&浅野忠信

 現在撮影が行われている山田洋次監督の最新作で、吉永小百合二宮和也が初共演で親子を演じていることでも話題の映画『母と暮せば』(12月12日公開)に、浅野忠信と、舞台を中心に活躍する加藤健一が出演していることがわかった。また、特報映像が映画のオフィシャルサイトで公開され、5月2日から吉永と二宮が腕を組んだポスターの掲出と、特報の上映が劇場で始まるという。

 『母と暮せば』は、作家の故・井上ひさしさんが広島を舞台につづった「父と暮せば」と対になる、長崎を舞台にした作品を作りたいという遺志を山田監督が受け継いだファンタジー。長崎で助産師をしている伸子(吉永)のところに、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二(二宮)がひょっこりと現れ、思い出話や浩二が残していった恋人・町子(黒木華)の話をして過ごす二人の日々を描く。

 『母べえ』(2008年1月公開)以来となる山田監督作で浅野は黒木演じる町子に惹(ひ)かれていく青年・黒田にふんし、加藤は一人で暮らす伸子(吉永)を心配し世話を焼く“上海のおじさん”役を務める。

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 ポスターは、家の形を模した色とりどりの花々を背景に、吉永ふんする伸子が浩二(二宮)の腕を優しくつかみ、肩を寄せ合うほほ笑ましい姿が切り取られたもの。撮影には山田監督も参加し、台本にはない掛け合いを演出。「しっかりつかまってろよ」と頼もしく言う浩二に、母・伸子が「はいはい」と応えるやり取りを繰り返しながら撮影された1枚だ。

 吉永は、「ニノと腕を組んで撮影して、サユユは幸せです。優しい夢のようなポスターが出来ました。ポスターに負けないような作品の完成をめざして、これから頑張ります! (サユユ…去年12月、二宮さんが嵐のコンサートの舞台で、わたしのことを『今度サユユと共演します』と言っていらしたので)」とコメントしている。同ポスターのプロデュースは、サントリー「オランジーナ」の「ムッシュはつらいよ」CMなどで山田監督とも親交の深い高崎卓馬が手掛けた。

 特報映像は、浩二にふんする二宮の「1945年8月9日、午前11時2分、僕は死んだ。母さん。母さんは諦めが悪いから、なかなか出て来られなかったんだよ」という印象的なセリフからスタート。このセリフは本映像のために特別に収録されたもので、ポスターとは別の撮り下ろしカットも登場する。(編集部・小松芙未)

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