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田辺誠一作かっこいい犬・もっちー、役者デビューの野望を明かす

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練習した成果を発揮し読み聞かせ! もっちー
練習した成果を発揮し読み聞かせ! もっちー

 俳優の田辺誠一が生み出したキャラクターかっこいい犬・もっちーが、田辺出演の映画『おかあさんの木』宣伝隊長に就任し、30日に都内で行われた原作本の読み聞かせイベントに登場した。演技力が必要となる初の読み聞かせイベントにド緊張のもっちーは、控室に本を忘れてくるなどおちゃめな一面を見せつつ、「散歩や昼寝の時間を削ってまで練習したもっちー」と成果を披露。役者デビューへの野望ものぞかせた。

 もっちーは、奇抜な画力を持ち、最近は「画伯」としての活動にも力を入れている田辺のオリジナルキャラクター。千葉県船橋市非公認の梨の妖精・ふなっしー同様、しゃべるゆるキャラとして子供たちの人気を集めている。

 そんなもっちーが子供たちに読み聞かせるのは、映画『おかあさんの木』の原作本。発表から40年もの間、何度も教科書に掲載された戦争をテーマにした児童文学で、突然始まった戦争で7人の息子を戦地へ送り出し、彼らの無事を祈り続けたおかあさんの思いを描いた号泣必至の感動作だ。

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全体
読み聞かせは子供たちからも好評!

 読み聞かせは演技力が問われる仕事とあり、もっちーは開始ギリギリまで控室で練習をしたそうだが、初めての挑戦に緊張はマックスに。「自信は全くないもっちー。でも頑張るもっちー」と意気込むが、手元に本がないことに気付き大慌てで、自ら本を取って戻ってくると「失敗しても許してもっちー」と前置きしつつ、読み聞かせをスタートさせた。

 その後約14分にわたり、情感たっぷりに読み聞かせをしたもっちー。残念ながら子供たちを号泣させることはできなかったが、感想を求められた子供たちから「もっちーの言い方が……上手かった」「お母さんの心情が伝わってきて感動しました」と褒められると、「間が空いたときは責められるかと思ったもっちよ」と焦りつつも、「うれしいもっちー。ありがともっちー」と大喜び。自信を持ったもっちーは「映画に出たいもっちー! アクションコメディーがいいもっちー」とさらなる野望をのぞかせた。(取材・文:鶴見菜美子)

映画『おかあさんの木』は6月6日より全国公開

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