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クリストファー・ノーラン、『セッション』デイミアン・チャゼル監督に嫉妬!

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クリストファー・ノーラン監督とベネット・ミラー監督
クリストファー・ノーラン監督とベネット・ミラー監督

 トライベッカ映画祭(Tribeca Film Festival 2015)のトークイベントで、映画『フォックスキャッチャー』のベネット・ミラー監督が司会を務め、映画『ダークナイト』シリーズのクリストファー・ノーランが、影響を受けた監督について語った。

【写真】クリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト』ギャラリー

 これまでアドバイスを受けた監督について「監督になりたての頃にスティーヴン・フリアーズ監督に会って、彼から『まず脚本を書き、後に誰かがその脚本の映画化権を得ようが、その脚本の内容を改稿しようが、最終的に自分が執筆した脚本の内容を保持しろ!』と言われた」と答えた。さらに、「だから、もし幸運にも自分のカメラでストーリーを伝達できるならば、映画のスケールに関係なく、そのこと(製作過程)だけに感謝し、リアルな(スタジオが支援する)映画を待つ必要はない。なぜなら、その時すでにあなたはリアルな映画を製作しているかもしれないからだ」と彼なりのアドバイスをした。

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 スティーヴン・ソダーバーグ監督から学んだことは「彼は僕の映画『メメント』を鑑賞し、多くのスタジオの連中に鑑賞するように勧め、後に僕の初期のスタジオ作品で製作総指揮も務めてくれた。その彼から学んだことは、スタジオに対して理にかなった態度で接し、クリエイティブな面で妥協しないことだ。彼はスタジオの連中が彼の作品に対して批判的なメモを手渡しても、彼らを説得できた。実際にスタジオと対立しても無駄で、彼らを説得して納得してもらわなければ良い作品にはならない。ただ、製作中はスケジュールに合わせて撮影し、予算を超えないように撮影している」とクリエイティブ面では妥協せず、撮影中は臨機応変に対応しているようだ。

 近年、影響を受けた若手監督は「『セッション』のデイミアン・チャゼル監督で、あれは素晴らしい映画だ。とても明確に編集され、全く無駄なショットがなくて、嫉妬したくらいだ」と絶賛した。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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