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ディーン・フジオカ、「日本人カウボーイ役」で北米デビュー!

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北米デビューを果たしたディーン・フジオカ
北米デビューを果たしたディーン・フジオカ

 世界最古の探偵社の創設期を描く痛快ドラマ「荒野のピンカートン探偵社」の特別試写会イベントが27日に都内で行われ、本作で北米デビューを飾った国際派の日本人俳優ディーン・フジオカが、共演の加賀美セイラ、プロデューサーのスザンヌ・L・バーガーと共に登壇した。準レギュラーの座をつかんだディーンは、「ビックリするくらいうれしかった」と満面の笑みを浮かべるも、「難点はロケ地(カナダ・マニトバ州ウィニペグ)が寒かったこと。マイナス40度を記録することもあるそうで、それは火星並みの寒さだそうです」と明かし、会場から笑いがこぼれた。

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 世界の推理小説にも多大な影響を与えたといわれるピンカートン探偵社。本作は、アメリカに今も存在する、この世界最古の探偵社の創設期にスポットを当て、同社の創設者である父アランと息子ウィリアムのピンカートン親子とそこで働く世界初の女性私立探偵ケイト・ウォーンが難事件に挑むさまをアクション満載で描く。

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 ピンカートンの見習い探偵として活躍する謎の日本人ケンジ・ハラダ役を射止めたディーンは、「父親殺しの犯人を追ってアメリカにやって来る侍の役なんですが、最初は監督との話し合いで(日本人の描き方について)混乱しましたが、撮影していく中でアジャストすることができた。自分の目的を達成するためにどんどんアメリカナイズされ、最終的にはアメリカンジョークを言うまでに。ここは期待してください(笑)」と見どころを伝授。

 撮影で苦労した点についてディーンは、「剣術は慣れていますが、ピストルの扱いが難しくて、マメができるくらい練習していましたね」と述懐。さらに、「監督が黒澤明の大ファンで、僕が剣術をやってきたことを知ると、すっかり興奮してしまって。ずっとそればかり撮影していたのでスタッフからクレームが来ました」と苦笑いで振り返った。

 香港、台湾をメインに活動してきたディーンのさらなる夢、それは「アジアを代表する俳優になる」こと。そして、「今回は世界初? の日本人カウボーイを演じたので、次は宇宙で撮る初の映画に出演したい」とケタはずれの目標を掲げながら、「でも、火星へ行く前に、まずは地球で頑張りたい」とちゃめっ気たっぷりに目を輝かせていた。(取材:坂田正樹)

海外ドラマ「荒野のピンカートン探偵社」は4月18日よりWOWOWプライムにて毎週土曜午前9時放送(全22話/第1話無料)

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