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前田敦子、あふれる“映画愛”を語る「黄金時代のミュージカル映画に出たかった」

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休日は最低でもDVD2本は鑑賞するという前田敦子
休日は最低でもDVD2本は鑑賞するという前田敦子

 20日に初のエッセイ「前田敦子の映画手帖」を発売する元AKB48の前田敦子がインタビューに応じた。休日には最低でもDVD2本は鑑賞し、時には映画館に足を運ぶこともあるという前田。大好きな映画の話とあって饒舌(じょうぜつ)な前田の口からは、さまざまな作品や映画スターの名前が泉のごとくあふれ出す。そして、「もしその時代に生まれていたら、黄金時代のミュージカル映画に出たかった」と目を輝かせた。

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 国民的アイドルAKB48のセンターを務めた前田に歌とダンスでスクリーンを華やかに彩るミュージカル映画はぴったりのチョイスと思いきや、前田がこだわるのは1940年代から1950年代中頃にかけての“黄金時代”。現在のミュージカル映画は「世界観が壮大ですごい」が、それよりも「題材となる一つのエピソードを掘り下げ、それを歌と踊りで描く」黄金時代の作品の方が好みだという。

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 中でも『雨に唄えば』(1952)が一番好きだそうで、ジーン・ケリーリタ・ヘイワースグレイス・ケリーマリリン・モンローなど、お気に入りのスターの名前を列挙する。その一方で、「ミュージカル映画は観るのは好きだけど、演じることはわたしには絶対に無理だと思います」と肩をすくめた。

 映画に深い造詣を見せる前田だが、こうしてのめり込むようになったのはここ数年のこと。「人から好きな映画を教えてもらって観るところから始まった」そうで、人それぞれの好みが反映された映画を観ることで、さまざまなジャンルに精通するようになったという。

 そんな前田のDVD所有数は優に1,000枚を超えており、その理由は「借りるよりも、観た記憶になるから。買って形に残したい」。DVDボックスが発売されると反応してしまうことも要因で、最初にアルフレッド・ヒッチコック、その後も「個性的な恋愛がたまらない」とウディ・アレンを購入。さらに「最近攻めているのはエリザベス・テイラー、ちょっと前はメリル・ストリープ」と止まらない欲求を嬉々として語る。

 最後に自身のベスト映画を尋ねると、悩みながらも『理由なき反抗』(1955)を挙げた前田。モノクロ映画が好きで、主演のジェームズ・ディーンにはまっているからだといい、「あの感じは誰にもできない。独特の世界観がある」と独自の感性で語る。とはいえ、理由はそれだけではない。「見た目もタイプ」とはにかむ姿に、等身大の女の子としてのピュアな一面も垣間見えた。

 「前田敦子の映画手帖」は、前田が2013年5月から2014年12月まで週刊誌AERAで連載していた「前田敦子@試写室」を基に、同連載で取り上げきれなかった思い入れのある作品について大幅に加筆し、再構成してまとめたもの。前田が本当に好きな映画だけを自身の言葉で紹介したスペシャルな1冊となっている。税別価格1,000円。(取材・文:鶴見菜美子)

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