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ボカロ発の卒業ソング「桜ノ雨」が実写映画化!

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小説版「桜ノ雨」より
小説版「桜ノ雨」より - (C) Crypton Future Media, INC.www.piapro.net

 音声合成ソフト「初音ミク」によるボーカロイド楽曲として人気に火が付き、中高生の定番卒業ソングとなった「桜ノ雨」が実写映画化されることが明らかになった。

 「桜ノ雨」は2008年にボーカロイドオリジナル曲を制作しているhalyosyが、初音ミクを使用してニコニコ動画で発表したオリジナル曲。初音ミクの年齢が16歳という設定だったことから、高校生活を送るミクの姿をイメージした、卒業がテーマの楽曲となっている。

 その人気はネット上にとどまらず、有志による合唱を披露する企画がスタート。2009年、2010年の春に、合わせて200校を超える中高校の卒業式で合唱され、現在も日本各地の卒業式で歌われる定番ソングになっている。

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 感動的なイメージは楽曲の垣根を越え、2012年にはPHP研究所から小説版が刊行。制作者のhalyosy自身が原作・原案として参加し、女子高生の未来(ミク)をはじめ、鈴(リン)、蓮(レン)などボーカロイドキャラが多数登場。高校の合唱部を舞台に学園の四季をつづる青春グラフティとなっている。

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シリーズ最新刊「Fire◎Flower 君を好きでいられて良かった」(PHP研究所刊)Illustration by iXima (C) Crypton Future Media, INC.www.piapro.net.

 実写映画化はこの小説版を基に進行中。キャストや物語などの詳細は不明だが、halyosyは「この曲を発表して7年が経ちました。最初の年に中学校で歌った方は今頃、大学生や社会人をされてるのでしょうか」と振り返りながら、「もう何が起きても驚かない! と思っていましたが、まさかの実写映画化。未だに信じられませんが、頂いた脚本を見る限りどうやら本当のようです。『もしミクさんが高校生だったら…』という妄想から生まれた桜ノ雨がどんな映像となるか、一緒に楽しんで頂けたら幸いです」と期待を掛けている。(数字は宣伝調べ)(編集部・入倉功一)

映画『桜ノ雨』は2015年全国公開

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