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金熊賞候補!ピーター・グリーナウェイ新作は男性同士の激しい性愛!

第65回ベルリン国際映画祭

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会見を行ったエルマ・バック、ピーター・グリーナウェイ監督、ルイス・アルベルティ
会見を行ったエルマ・バック、ピーター・グリーナウェイ監督、ルイス・アルベルティ - Photo:Yukari Yamaguchi

 現地時間11日、第65回ベルリン国際映画祭で『エイゼンシュテイン・イン・グアナフアト(原題) / Eisenstein in Guanajuato』のワールドプレミアが開催され、ピーター・グリーナウェイ監督、主演のエルマ・バック、ルイス・アルベルティが会見を行った。コンペティション部門に出品されている本作は、鬼才グリーナウェイ監督の新作とあって金熊賞の期待が掛かる1本だ。

ピーター・グリーナウェイ監督作『レンブラントの夜警』場面写真

 本作は、旧ソ連(現ロシア)の巨匠セルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督のメキシコでの姿を描くもの。メキシコのグアナフアトに滞在するエイゼンシュテイン(エルマ)が、ガイドを務める現地の美しい男性パルミーノ(ルイス)に耽溺(たんでき)する日々をめくるめく映像で見せる。エイゼンシュテインの語りの中で登場するチャールズ・チャップリンマレーネ・ディートリッヒらが映し出される場面など、ちょっとした映画史といえる。

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 グリーナウェイ監督は「エロスとタナトス、人生の最初と最後、セックスと死だ。これはセックスと死についての映画。だが、映画というものはそもそもセックスと死についてではないか? それについて語りたければ、それを見せることだ」と熱を込めて語った。

 グアナフアトのミイラ博物館の映像やメキシコの文化を交えつつ、男性同士の激しい性愛を見せる本作には、続く『ジ・エイゼンシュテイン・ハンドシェイクス(原題) / The Eisenstein Handshakes』の製作も予定されている。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

第65回ベルリン国際映画祭は現地時間15日まで開催

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