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鳥越俊太郎、危険地域に取材に行くことへの覚悟を語る

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ジャーナリストとしての覚悟を語った鳥越俊太郎
ジャーナリストとしての覚悟を語った鳥越俊太郎

 ジャーナリストの鳥越俊太郎が10日、都内で行われた映画『アメリカン・スナイパー』トークショーイベントに出席し、自身がイラクの危険地域に取材に行ったときの覚悟について語った。

映画『アメリカン・スナイパー』フォトギャラリー

 アメリカ軍で最も強い狙撃手と呼ばれたクリス・カイルの自叙伝をクリント・イーストウッド監督が映画化した本作。大のイーストウッドファンであるという鳥越は、彼の監督作『ヒア アフター』が公開された際にインタビューをしたことがあったという。

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 そのときのことを振り返った鳥越は、「自分がガンになったということは彼にも伝えられていたようで、体を気遣って『大丈夫か? よく来てくれたな』と肩を抱くようにして言ってくれた」と感激の表情。「穏やかで優しくてね。会った人は誰でも好きになる。ゆったりとしていて、人間性も奥深いものを感じさせる。映画だけでなく人(柄)もいいんだな、と思ってますます好きになりましたね」とすっかり心酔している様子だった。

 イラク戦争を題材とした本作。実際にイラク戦争時にイラクに取材に行ったこともある、と切り出した鳥越は、「ちょうど今から11年前の今日あたりはバグダットをうろうろしていました。この映画で舞台になったところも行きました。サダム・フセインの出身地ティクリートにある(逮捕時に)隠れていたという穴も。日本人記者からは危ないから行くなと言われていましたが、自分はどうしても行きたかったので自分で穴に入って撮影をしてきました」と述懐。

 「(イスラム国に拘束されたジャーナリストの)後藤健二さんもそうだったけど、僕も出掛ける前に妻と娘に向けてありがとうとさよならのメッセージを撮影し、ホテルにテープを置いた。運が悪ければやられてしまうと思ったが、戦場に行くというのはそういうことなんですね」と付け加えた。

 そんな鳥越から観た本作は「とにかく戦闘場面がすごくてリアル」とのこと。「モロッコで撮影したものだそうですが、まるで(イラクの)ファルージャのようだった」と感嘆していた。(取材・文:壬生智裕)

映画『アメリカン・スナイパー』は2月21日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国公開

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