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インド映画史上最大級30億円の製作費『チェイス!』 国民的大スターのアーミル・カーン来日!

第27回東京国際映画祭

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サインに気さくに応じるアーミル・カーン
サインに気さくに応じるアーミル・カーン

 29日、第27回東京国際映画祭の特別招待作品『チェイス!』の記者会見と舞台あいさつが六本木会場で行われ、初来日したヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督と『きっと、うまくいく』で知られるアーミル・カーンが出席した。

インドの国民的俳優アーミル・カーンが初来日で笑顔!フォトギャラリー

 同作はシカゴを舞台に、父親のリベンジを誓う主人公と警察の戦いをアクションやドラマを交えて描き、インドをはじめ世界中でヒットしたアクション映画。インド映画史上最大級という30億円の製作費が掛けられたほか、『リーサル・ウェポン4』などを手掛けた精鋭チームが参加した意欲作だ。

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 内容はインド映画だけにバイクスタントをはじめ歌やダンス、サーカスと盛りだくさん。オープニングのダンスシーンだけでも1か月半特訓したというアーミルは、「一番難しかったのはダンスで、リハーサルを重ねて臨みました」と述懐。サーカスシーンのスタントでは15メートルの高さまでつり上げられたというが、「80、90パーセントはスタントマンなしで、自分たちでやっています。高所で命綱なしで演技したので苦労しました」と舞台裏を振り返っていた。

 『きっと、うまくいく』では40代半ばにして大学生を演じ、今回は肉体改造を行ってアクションに挑戦。出演作を選ぶ基準について「ストーリーありきで、まずは観客として脚本を読んで惹(ひ)かれるものがあるか。そして、俳優として演じるキャラクターに、自分にとって乗り越えるべき新しいチャレンジがあるかどうかを意識して選んでいます」と語っていた。また初来日には、「『きっと、うまくいく』のヒットはとてもうれしいです。僕のことに気付いて声を掛けてくださる方がいらして、気に入っていただけたんだと実感しました」と喜び、「1週間滞在するので、家族と東京を観光しようと思います」と日本を楽しんでいる様子だった。

 舞台あいさつではファンの歓声を浴びながら登壇し、「アイシテマス」と日本語であいさつしたアーミル。退場の際にはサインを求めるファンにもみくちゃにされながらも、気さくな笑顔で応えていた。(中村好伸)

映画『チェイス!』は12月5日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開

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