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第15回東京フィルメックス、ラインナップ発表!『野火』塚本晋也監督「選ばれないと思っていた」

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オープニング作品『野火』の塚本晋也監督
オープニング作品『野火』の塚本晋也監督

 11月22日より開催される映画祭「第15回東京フィルメックス」のラインナップ発表記者会見が15日、カナダ大使館オスカー・ピーターソンシアターで行われ、オープニング作品『野火』の塚本晋也監督をはじめ、特別招待作品『さよなら歌舞伎町』の廣木隆一監督、『Sharing』の篠崎誠監督、コンペティション部門で上映される『ダリー・マルサン』の高橋泉監督が出席した。

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 登壇すると「いつも素晴らしい映画を選んでいらっしゃるので、選ばれてうれしいです」とあいさつした塚本監督。来年公開予定の『野火』は、塚本監督が脚本、編集、撮影、製作、出演を兼ね、第2次世界大戦末期のフィリピンを舞台に、当時の日本兵の姿を生々しく描き出した渾身(こんしん)の一作だ。

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 塚本監督は「70年間戦争をしなかった日本が、戦争に行った世代が亡くなっていく中で、急速に戦争に傾いていることに恐ろしさ、怖さを感じて作った映画」と説明すると、「こういう作品だし選ばれないと思っていた。選んでくださって光栄です」とコメント。先だって受賞したモントリオール・ヌーヴォー映画祭での功労賞トロフィーも持参し、「1本1本必死になって作ってきてよかった」と笑顔を見せた。

 同映画祭ではコンペティション部門として、アジアの新鋭作家の作品を中心に9作品を上映。11月29日に最優秀作品賞と審査員特別賞を発表するほか、特別招待作品として前述の『野火』を含む10作品を紹介。サプライズ作品としてさらに1本新作映画の上映も予定している(22日に詳細発表)。

 また、クロージング作品『マップ・トゥ・ザ・スターズ』を手掛けたデビッド・クローネンバーグ監督の作品を取り上げ、『ステレオ/均衡の遺失』など2作品を特集上映するほか、「1960-破壊と創造のとき-」と題した、同映画祭恒例となっている日本映画のクラシック作品も大島渚監督の『青春残酷物語』をはじめ9作品を上映する予定だ。(取材・文:名鹿祥史)

第15回東京フィルメックスは11月22日から30日まで、有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇にて開催

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