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コメディー化の要請を一蹴!ギレルモ・デル・トロ監督の新作ホラードラマ!

コミコン2014

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ギレルモ・デル・トロ監督
ギレルモ・デル・トロ監督

 映画『パシフィック・リム』などで知られるギレルモ・デル・トロが、毎年多くのセレブが出席して話題となるコミコン・インターナショナル(以下、コミコン)のパネルディスカッションで、新作ドラマ「ザ・ストレイン(原題) / The Strain」について語った。

 映画とテレビドラマのパネルにそれぞれ顔を出し大忙しだった、セレブ監督のデル・トロ。本作は、そのデル・トロ監督が作家チャック・ホーガンと共著した同名小説を基にしたテレビドラマで、7月に全米放映が開始されると現地ではたちまち大人気に。パネルには、監督をはじめ主要キャストが勢ぞろいしたこともあって大勢のファンが詰め掛け、会場は満席となった。

 さらにこの日は、ちょうどドラマの放映日。コミコンに来ていて放映時間に間に合わないファンへの配慮から、イベントでは開幕早々、新エピソードをパネル会場の大スクリーンで公開。予期せぬプレゼントにファンのテンションも上がりまくる。ショッキングなエピソードが上映された後、デル・トロ監督は同作ができるまでのウラ話を披露。ドラマのアイデアを最初に持ち掛けたのは、アメリカの20世紀フォックステレビジョンだったというが、上層部にさんざん回答を待たされた揚げ句、「これコメディーにできない?」と聞かれて目が点になり、断ったのだと明かした。

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 またトロントの地下鉄トンネルを中心に行われている撮影は、テレビ番組というよりは映画の製作と類似しているとのこと。綿密なビジュアルプランを立てているというデル・トロ監督は、VFX面については全て、さらにそのほかのプロセスについても子細にわたって関与しており「たまに各セクションのチーフからけむたがられているよ」と笑顔を見せた。

 「人間の体内には、ごまんという細菌が住んでいる。その中には良い細菌もいれば悪い細菌もいるわけで、そこから『ザ・ストレイン(原題)』のアイデアは来ているんだ」と語った監督。かなり残酷なシーンも多いが、そのことを聞かれると「気味の悪いものは全部詰め込んでみたいんだ」といたずらっ子のような顔をして見せ、映像づくりを心の底から楽しんでいる、一人の人間としての感性を間近で感じられるパネルとなった。(文・取材:明美・トスト / Akemi Tosto)

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