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ジェシー・アイゼンバーグ×ドストエフスキー『嗤う分身』11月公開

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第26回東京国際映画祭コンペティション部門で上映された際にはチケット即完売となった話題作がついに劇場公開! - 映画『嗤う分身』より
第26回東京国際映画祭コンペティション部門で上映された際にはチケット即完売となった話題作がついに劇場公開! - 映画『嗤う分身』より - (c) Channel Four Television Corporation, The British Film Institute, Alcove Double Limited 2013

 『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグ主演で文豪ドストエフスキーの小説を映画化した『The Double』の邦題が『嗤う分身』に決まり、11月8日より日本公開される。もう一人の“自分”の出現によって全てを狂わされていく男のてん末を、ダークユーモアとロマンスをふんだんに効かせて描いた作品だ。

映画『嗤う分身』フォトギャラリー

 内気で要領が悪いサイモン(ジェシー)は会社の上司にも同僚にもバカにされ、思いを寄せるコピー係のハナ(ミア・ワシコウスカ)とまともに話すこともできない。そんなある日、期待の新人ジェームズ(ジェシー)が入社してくるが、彼はサイモンと全く同じ容姿を持つ男だった。何一つさえないサイモンと要領がよくモテ男のジェームズ。サイモンは次第にジェームズのペースに翻弄(ほんろう)され、やがて思いもよらぬ事態へとのみ込まれていく……。

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 メガホンを取ったのは、コメディアン・俳優としても活躍し、デビュー作『サブマリン』(2010)で高い評価を得たリチャード・アイオアディ監督。テリー・ギリアムデヴィッド・リンチをほうふつさせるレトロで奇妙なディストピア世界に、劇中歌として坂本九が歌う「上を向いて歩こう」やジャッキー吉川とブルー・コメッツの「ブルー・シャトウ」「雨の赤坂」「草原の輝き」「さよならのあとで」といった日本の昭和歌謡曲が流れる点にも注目したい。(編集部・市川遥)

映画『嗤う分身』は11月8日よりシネマライズほか全国公開

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