『寄生獣』に東出・大森・北村・余・ピエール・新井・國村・浅野！

　岩明均の大ヒット漫画「寄生獣」を主演・染谷将太、監督・山崎貴によって二部作で実写化する映画『寄生獣』の新キャストが発表され、東出昌大、大森南朋、北村一輝、余貴美子、ピエール瀧、新井浩文、國村隼、浅野忠信という豪華な顔ぶれがそろったことが明らかになった。

　原作は1990年より「月刊アフタヌーン」（講談社）にて連載され、累計1,100万部を突破している人気漫画。謎の寄生生物（パラサイト）がある日、空から飛来してきた世界を舞台に、右手に寄生したパラサイト・ミギーと共生することになった高校生・泉新一（染谷）と、ほかの寄生獣との戦いや友情、別れを描いている。

　気になる配役は、謎の転校生・島田秀雄に東出、新一とミギーを尾行するフリーライター・倉森に大森、市長に立候補する謎の男・広川剛志に北村、新一の母親・泉信子に余、不気味な笑顔で新一とミギーの前に現れる男・三木にピエール、指名手配されていた快楽殺人犯・浦上に新井、パラサイトたちによる事件を初期から追っている警部補・平間に國村、広川のボディーガード・後藤に浅野がふんする。

　浅野は「アクションが重要だったので、カッコ良く、かつ怖く見えるようにたくさん演出していただき、それを自分の中でかみくだいて演じていくうちに新しいものが見えてきたので、監督と良いやり取りができたと思います。とにかく特殊な撮影だったので新たな一歩を踏むことができました」と新境地に挑戦したことを明らかにした。

　原作のファンであるピエールは「山崎組には『ALWAYS 三丁目の夕日』で少し参加させていただいているのですが、とにかくCGと物語のマッチングが魅力的な監督さんですから、どんな仕上がりになるのかとても楽しみです」と本作で使用されているCGへの期待が高まるコメントを寄せた。

　そのほかにも新一の高校に教師として赴任してくるパラサイト・田宮良子を深津絵里、新一のおさななじみでヒロイン・村野里美を橋本愛が演じることが決定している。原作ファンが注目する新一の右腕に寄生するパラサイト・ミギーのキャストはまだ明らかになっていないものの、CGを駆使して表現されるミギーの動く姿に視線が集まりそうだ。（編集部・吉田唯）

映画『寄生獣』は11月29日に全国東宝系にて公開
映画『寄生獣　完結編（仮）』は2015年に公開