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伝説のスタジオを描く音楽ドキュメンタリー初日にファンも大満足!

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トークイベントを行った音楽評論家の吉岡正晴とブロードキャスターのピーター・バラカン
トークイベントを行った音楽評論家の吉岡正晴とブロードキャスターのピーター・バラカン

 12日、映画『黄金のメロディ~マッスル・ショールズ~』の公開初日記念トークイベントが、新宿シネマカリテで行われ、ブロードキャスターのピーター・バラカンと音楽評論家の吉岡正晴が“音楽の聖地”と呼ばれるマッスル・ショールズという街の特異性や、作品の魅力を熱く語った。

映画『黄金のメロディ~マッスル・ショールズ~』

 本作は、ミック・ジャガーキース・リチャーズアレサ・フランクリンなど、時代を代表するミュージシャンたちからこよなく愛された、マッスル・ショールズの伝説のスタジオを題材にした音楽ドキュメンタリー映画。

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 作品の印象についてピーターは「(スタジオを創設した)リック・ホールが印象的ですね。片田舎で何かを成し遂げるためには影響力が必要。彼には野心やガッツ、やる気があった」と語ると、「マニアックなことを偉業にしたいと思っている人には、リックという人物の、わがままで自己中心的だが、好きなことをとことん貫く生きざまは参考になると思います」と音楽ドキュメンタリーでありながら、人間物語として楽しめる作品であることを教示した。

 一方の吉岡も「浮き沈みのあるリックの人生。残した作品は素晴らしいが、完璧じゃない人間の周囲との人間模様が楽しめます」と見どころを語ると、「ソウルミュージックのバックをやっていたのがみんな白人だった」という事実を挙げ、マッスル・ショールズという地域の特異性や、白人と黒人の文化交流の模様など、当時の音楽文化と照らし合わせて作品を解説した。

 満員の客席からは、チラシに記載された登場するミュージシャンの表示順に関して「ウィルソン・ピケットがミック・ジャガーやキース・リチャーズより下にあるのが納得いかない!」という熱い意見も飛ぶなど、1960年代の音楽シーンを堪能したファンはみな満足そうな表情を浮かべていた。(磯部正和)

映画『黄金のメロディ~マッスル・ショールズ~』は新宿シネマカリテにて公開中 ほか全国順次公開

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