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二階堂ふみをニューヨークで直撃 ニューヨーク・アジア映画祭でライジング・スター賞を受賞!

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ライジング・スター賞を受賞した二階堂ふみ
ライジング・スター賞を受賞した二階堂ふみ

 現在開催中のニューヨーク・アジア映画祭で、ライジング・スター賞を受賞した二階堂ふみが語った。

二階堂ふみ出演映画『私の男』フォトギャラリー

 園子温監督の映画『ヒミズ』が二階堂の分岐点に思えたが、その後の女優としてのアプローチの変化について「『ヒミズ』に限らず、毎作変わっていると思います。彼の作品は何か一つ壁をぶち壊してくれた作品でしたが、あれを分岐点だとは思ってないです。あの映画は確かにすごく力強いもので、説得力もあったので、そのように受け取ってもらえることはうれしいですが、わたしは初めて映画の現場に行ったその日から、どんどん変わり続けていると思います。役所(広司)さんの映画『ガマの油』に初出演して、録音、編集、照明がいて成り立つことを知り、いろいろな部分が重なって映画を完成させていくのが楽しかった。現場に行くのが楽しくて女優を続けているスタンスは、デビュー当時から変わりません」と答えた。

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 十代で日本を代表する監督と数々のタッグを組んだが、将来の監督志望について「女優を始めた当初は、自分で撮りたいという意欲はありましたが、今は全然ないですね。女優は映画の被写体の一つで、映画が面白くなるために自分ができることを最大限にやるのが女優の仕事だと思います。それに、スタッフと共に一つ一つのパズルのピースを組み合わせて映画はできるので、わたしは女優という形で面白い作品に関わっていきたいです」と今は女優一本と宣言した。

 今年慶応大学に進学、学業と映画のビジョンは「全く持っていなくて、これまで理性的にどうするか決めていたけれど、大学に関しては先が全く読めません。でも、これは“逃げ”として言っているのではなく、やってみなければわからないですし、卒業を大前提に通い、大学で吸収することは吸収して、自分の糧にしていきたいです」と明かした。

 今回の受賞について「ニューヨークには去年2か月短期留学していて、わたしにとって、すごく特別な場所です。ベネチア映画祭で初めて海外に出た時に、本物を見せられた気がして、今後はもっと海外に出るべきだと思っていました。ニューヨークは、これから年単位で訪れたいと思っている場所で、そういう所でこのような賞を頂けたのは、とてもうれしいです」と感想を述べた。

 イランのアミール・ナデリ作品が好きだという彼女、インタビューを通して将来国際的な女優になる資質が垣間見えた。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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