100歳のおじいちゃんが窓から逃げた！大ヒットスウェーデン映画が日本公開

　スウェーデンの大ベストセラー小説「窓から逃げた100歳老人」を映画化し、本国では『アナと雪の女王』などの大作を超える興行成績を記録した『100歳の華麗なる冒険』が11月8日より日本公開される。本作は、「お祝いなんてまっぴら」と誕生日パーティー当日に老人ホームを抜け出した100歳のアランが、ひょんなことから大金入りのケースを手に入れてしまい、ギャングと警察から追われるさまを描いたアドベンチャーコメディーだ。

　原作となった「窓から逃げた100歳老人」は、人口950万人ほどのスウェーデンで100万部を売り上げ、日本ほか40か国で翻訳されて全世界800万部を突破した大ベストセラー小説。映画版がスウェーデンで公開されるや、『ホビット 竜に奪われた王国』を抑えて初登場1位を記録し、その後も『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『それでも夜は明ける』などアカデミー賞をにぎわせた作品を抑えて5週連続の1位を達成して話題を呼んだ。

　かつて爆弾の専門家としてスターリン、ゴルバチョフ、レーガンら各国要人と渡り合い、知らず知らずのうちに数々の歴史的事件の修羅場をくぐり抜けてきたアランを青年期から100歳まで演じ切ったのは、スウェーデンを代表するコメディー俳優ロバート・グスタフソン。記念すべき日に新たな冒険に出たアランが、自身のハチャメチャな人生を振り返りつつ、次々と起こるトラブルを成り行き任せで乗り越えていくさまには爆笑必至。さらにはそんなアランの姿を通して、人生を楽しむことの大切さを再確認できる良作に仕上がっている。（編集部・市川遥）

映画『100歳の華麗なる冒険』は11月8日より新宿ピカデリーほか全国公開