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高良健吾×尾野真千子が初共演!社会問題を題材に日常の中の光を描く、小説「きみはいい子」映画化決定

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初共演の高良健吾と尾野真千子
初共演の高良健吾と尾野真千子

 大人も子どもも共有できる優れた作品に贈られる文学賞、「第28回坪田譲治文学賞」に輝いた中脇初枝による小説「きみはいい子」の映画化が決定した。

 本著は、ある雨の日の夕方、同じ町を舞台に、ふとした言葉や思いやりが生み出す希望の光を描く5編連作の短編集。いじめや幼児虐待といった日常に潜む問題を題材に、現代社会で薄れつつある絆や思いやりの尊さを問う作品だ。映画では5編のうち、「サンタさんの来ない家」「べっぴんさん」「こんにちは、さようなら」を描く。

 主演は、『ノルウェイの森』『ソラニン』『横道世之介』など、デビュー以来数々の映画に出演し評価を重ねてきた高良健吾。ヒロインにはNHK連続テレビ小説「カーネーション」で主役を務め、『クライマーズ・ハイ』『そして父になる』など映画にも多数出演する尾野真千子。本作で、2人の若手実力派が初共演する。高良はいじめや学級崩壊に遭う児童との接し方を模索する新米の小学校教師を、尾野は自身の過去の体験から娘への虐待をやめられない母親を演じる。

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 メガホンを取るのは、『そこのみにて光輝く』『オカンの嫁入り』の呉美保。『そこのみにて光輝く』は8月からカナダで開催されるモントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門へ正式出品されることが決まり、ますます注目される監督だ。

 いじめや児童虐待といった社会問題を、注目監督と若手実力派はどのように描き出すのか。話題の作品になりそうだ。(宮本裕人)

映画『きみはいい子』は2015年公開予定

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