シュワちゃん主演最新作、今秋公開！『エンド・オブ・ウォッチ』監督とタッグ

　ハリウッドが誇るアクション俳優アーノルド・シュワルツェネッガーが、映画『エンド・オブ・ウォッチ』のデヴィッド・エアー監督と組んだ主演最新作『サボタージュ』が今秋、日本公開される。アクションはもちろんのこと、サスペンス、そしてミステリーの要素が濃密に絡み合った快作だ。

　同作は、麻薬カルテルの奇襲作戦に成功したDEA（麻薬取締局）最強の特殊部隊のメンバーが一人、また一人と殺されていくさまを追ったアクションサスペンス。殺人はカルテルによる復讐（ふくしゅう）なのかと思いきや、隠し金の1,000万ドル（約10億円・1ドル100円計算）がこつぜんと消えたことから、部隊内ではメンバーが疑心暗鬼に陥ることに……部隊リーダーのジョン・ウォートン（アーノルド）が地元の女性刑事と共に捜査を繰り広げる中、やがて事態は異常な方向へと進展していく。

　シュワちゃんは2012年の『エクスペンダブルズ2』を経て、昨年の『ラストスタンド』でハリウッドに完全復帰。本作ではDEA（麻薬取締局）最強の特殊部隊を率いるリーダー、ジョン・ウォートンにふんし、善悪の境界が曖昧なキャラクターを熱演している。デヴィッド・エアー監督の才能と優れた脚本にほれ込んだということもあり、その情熱には並々ならぬものがある。

　共演は『アバター』（2009年）のサム・ワーシントン、テレンス・ハワード、ミレイユ・イーノス、オリヴィア・ウィリアムズなど。市街地ロケで敢行された銃撃バトルとカーチェイスの迫力は一見の価値あり。CGに頼ることなく、生身のアクションにこだわった今時貴重な一本だ。（編集部・福田麗）

映画『サボタージュ』は今秋、TOHOシネマズみゆき座ほか全国公開