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『るろうに剣心』完結編で監督が目指したものとは?“日本型ヒーロー”緋村剣心の新たな戦い

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大友啓史監督
大友啓史監督 - (C) 和月伸宏 / 集英社 (C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」

 和月伸宏の人気漫画を佐藤健主演で実写化し、興行収入30億円を超える大ヒットを記録した2012年の映画『るろうに剣心』。その続編にして実写映画完結編となる2部作『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』が今夏、連続公開される。昨年7月から約半年にわたった撮影の最中、前作から3作連続でメガホンを取った大友啓史監督が、本作への思いを語った。(数字は配給調べ)

『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』本予告編

 「二作通して、一つの物語になっているのが新しい試みだと思います。テーマも、剣心のたどり着くところも、これで完結するという。だから分量は多いけど、その分、力を入れて撮っているという感覚でいますね」と大友監督が語る通り、『京都大火編』『伝説の最期編』は便宜上、二本に分かれているものの、スタッフ・キャストは一つの映画、それも日本映画史上まれに見る大作として撮影に臨んでいる。

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 では、その大作で何を描こうというのか。「僕の中で前作の剣心って、るろうに(流浪人)から、居場所を見つけた人になったんですよ。で、今回は帰るべき場所を見つけた彼が、そこを捨てることから始まる。目の前の人だけでなく、たくさんの人を助けるために大きな責任を背負う。その後に、変わらざるを得なかった自分と、剣心がどう向き合うかですね」。

 そんな大友監督は、剣心のことを「日本ならではのヒーロー」と表現する。「彼は巻き込まれ型で、本来ならば主人公になりにくいんです。『自分のためではなく誰かのために』という日本型ヒーローで、その『誰か』は不特定多数の大きな存在です。それを受け入れた剣心はすごく共感できるキャラクターだと思う」と説明すると、日本だからこそできる作品に仕上げることを約束した。

 そのための武器となるのが、前作でも絶賛を浴びたアクションシーンだ。「やっぱり『るろうに剣心』のキャラクターって結局、体の動きと戦い方で性格が出てくるんですよ。だから、体の存在感があることは、この映画にとってはすごく大事。前回から僕がやろうとしているのは、肉体で突破するということなので」と語ると、本作のアクションについては「すごいですよ」とにやり。前作を踏まえ、さらなる高みに行き着いた俳優陣の“体”に、まだ撮影半ばでありながらも十分すぎるほどの手応えを感じている様子だった。(編集部・福田麗)

映画『るろうに剣心 京都大火編』は8月1日より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は9月13日より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開

『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』本予告編 » 動画の詳細
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