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スタローン、デ・ニーロのような演技に挑めなかった過去を告白!ボクシング映画で共演!

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道は違えど、スター街道を歩いてきたシルヴェスター・スタローンとロバート・デ・ニーロ
道は違えど、スター街道を歩いてきたシルヴェスター・スタローンとロバート・デ・ニーロ - (C) 2014 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

 ハリウッドの二大スターが夢の共演を果たした話題作『リベンジ・マッチ』について、シルヴェスター・スタローンロバート・デ・ニーロが語った。

映画『リベンジ・マッチ』フォトギャラリー

 同作は、1980年代初頭の米ピッツバーグでチャンピオンになるためにしのぎを削ったボクサーのヘンリー(スタローン)と、因縁の相手ビリー(デ・ニーロ)の物語。数回の対決を試みた後、再戦を前にヘンリーが突然引退。二人は30年後に再び拳を交わすことになる。メガホンを取ったのは、映画『ゲット スマート』のピーター・シーガル

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 『ロッキー』シリーズと『レイジング・ブル』、共にボクシング映画の代表作を持ち、比較されてきた二人。最初スタローンは出演に戸惑っていた。「それほど気乗りしなかった。むしろ製作側の方が、僕ら二人が共演すれば、個性的な作品になるという見解をしっかり持っていて、僕は単なるパロディーにならないかと考えすぎていた。だから企画段階で脚本家に改稿を勧めていたけど、脚本を変えるよりも、僕自身が変わらなければいけないと思ったんだ」。価値観を変えたことで製作がうまく進行したようだ。

 また本作では、二人の30年後の「リベンジ・マッチ」が描かれるが、スタローンは30年前にデ・ニーロをどう見ていたのか。「『ロッキー』がロサンゼルスの劇場で上映されていた際、モホークの髪型(モヒカン)にしたデ・ニーロの『タクシードライバー』のポスターが貼られていてね。当時の僕には彼のような格好で役に挑むガッツがなかった。それから僕は『ランボー』に出演し、当初は続ける気はなかったが、いつの間にかアクション俳優のルートにいたんだ。そしてデ・ニーロは、その間に素晴らしいドラマ俳優になった」と敬意を表する。

 一方、老体を気にせず戦うデ・ニーロの姿も見どころの本作。近年ドラマからコメディーまで、幅広く役をこなす彼は、人が自分をどう見ているのか気になるのか。「もちろん、人々が自分のことをどう思っているのかは気にはなるが、自分がやりたいことはやる」というデ・ニーロは「それは、本作のように30年がたとうと全く変わらない。今も俳優を楽しみ、コメディーも好きで参加し、いつも違ったことにトライするんだ。時には幸運が訪れ、自分にとって意味のある作品もクリエイトできた」と振り返った。

 同じトレーナーの下で鍛え上げた二人の肉体美は実に見事。劇中では70歳前後とは思えない激しい攻防を繰り広げる。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

映画『リベンジ・マッチ』は4月4日より全国公開

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