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脚本家が語るベン・スティラー主演の『LIFE!』とは?

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原作小説からの脚色について語ったスティーヴ・コンラッド
原作小説からの脚色について語ったスティーヴ・コンラッド

 ベン・スティラークリステン・ウィグ主演の話題作『LIFE!』について、脚本家スティーヴ・コンラッドが語った。

映画『LIFE!』フォトギャラリー

 本作は、ライフ誌の写真管理部のスタッフとして働く地味な中年ウォルター・ミティー(ベン・スティラー)が、社内の女性シェリル(クリステン・ウィグ)に恋心を抱き、その空想に思いをはせていたある日、担当を任された雑誌のカバー写真がないことに気付き、その写真を撮影した写真家ショーン(ショーン・ペン)を捜すため世界を巡る旅に出るドラマ。ダニー・ケイ主演の1947年の映画『虹を掴む男』をベースに映画化している。ベンは本作で主演・監督・製作を担当した。

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 オリジナル映画のリメイク版は、ずいぶん長い間企画されていたが、オリジナル映画の原作となった作家ジェームズ・サーバーの短編「虹をつかむ男」とは関連性のあまり無いものだった。

 ところがある日、映画『幸せのちから』のスティーヴが脚本を任された。「僕は、リメイク版の脚本内容を知っていた。そこで、オリジナル映画の基となったジェームズ・サーバーの短編を読み返し 、もしウォルターが(この短編の続きとして)もっと何か言いたいことがあれば、実際に何が言いたいのかを考えながら執筆したのが製作のきっかけになった。その過程で、ウォルターへのイメージを膨らませ、ウォルターのさらなる大きな挑戦として本作を描くことができた。あえて、ジェームズの短編を無理に脚色したり、意訳しなかったことが良かったのかもしれない」と答えた。

 その出来上がった脚本をベン・スティラーが読み、感情的に揺さぶられ、なぜウォルターが白昼夢の世界に入り込むのかよく理解できたことから、今作に関わることになったそうだ。

 ウォルターが訪れる場所にグリーンランドやアイスランドがなぜ含まれたのか。「僕はウォルターだけでなく、観客にとっても新たな土地であることを認識できる場所にしたかった。実際の映像でグリーンランドやアイスランドの景色を見ると、観客も驚かされると思う。上空から見下ろす視点で見るこの2つの国はまさに圧巻だ!」と明かした。ストーリーだけでなく、景色も楽しめるのが、この映画の魅力の一つだ。

 映画は、スティーヴが創造した世界観を見事に映像化し、さらに人生に疲れた人たちに、ささやかな幸せを届けてくれるような作品に仕上がっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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