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エレン・ペイジ、利益追求の悪徳企業に怒り!環境テロリスト役への共感

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暴力の行使には強く反対したエレン・ペイジ
暴力の行使には強く反対したエレン・ペイジ - (C) 2013 TWENTIETH CENTURY FOX

 環境保護(エコ)テロリストに焦点を合わせた、スリリングな異色サスペンス『ザ・イースト』で、複雑な背景を持つ女テロリストを熱演したエレン・ペイジが本作について語った。

映画『ザ・イースト』場面写真

 環境を破壊する悪徳企業に鉄槌を下す、謎の環境テロリスト集団「イースト」に潜入する女捜査官を演じるのが、本作の共同脚本家でもあるブリット・マーリング。『アナザー プラネット』など独創的な作品を生み出してきたブリットの大ファンだというペイジは、『ザ・イースト』の脚本を読んで「心を激しく揺さぶられた」という。「どうしても出演したかったから、彼女がわたしをこの映画の一部にしてくれることを心から祈っていたの」と笑顔で明かした。

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 ペイジが今作で演じたのは、恵まれた家庭で育ちながらテロリストに転身し、大きな怒りを抱えている女性イジーだ。「以前『ハード キャンディ』でも“道徳的に曖昧”なキャラクターを演じたけど、こういう役のとき、俳優は彼ら(演じる役)を批判すべきではないの」というペイジは「イジーの核になっているのは怒りだけど、それは今多くの人が抱いている怒りと同じだと思う。自分の利益を追求するため地球を平気で破壊している人に向けた怒りよ。だから彼女の怒りは、とても理解できる」とイジーへの共感を示す。

 一方、昨今アメリカで話題になっている過激な環境テロリストに対して、どのような見解を持っているのだろうか? 「暴力の行使は、何も意味がないから反対だわ。歴史を振り返ってみても、大きな社会的変革を導く起因となったのは、『非暴力ムーブメント』だった。暴力はさらなる暴力を生み出すだけ。環境テロリストのやり方では、物事は正しい方向に進まないと思うの」

 最後に、ミュータントのキティ・プライドを再び演じる次回作『X-Men:デイズ・オブ・フューチャー・パスト(原題) / X-Men:Days of Future Past』について話を振ると「前回彼女を演じたのは18歳のときだったけれど(現在は26歳)、まさかまた演じられるとは思っていなかったから、とてもうれしい驚きだった。大好きなシリーズに戻ってくることができて本当に幸せ。できたらまた演じたいわ!」と興奮気味の笑顔で語っていた。(小林真里)

映画『ザ・イースト』は1月31日よりシネマカリテほか全国順次公開

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