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二階堂ふみ、ナチュラルな姿は素?「素ではない」と共演者からツッコミ

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「金の気球賞」のトロフィーをうれしそうに披露した二階堂ふみ
「金の気球賞」のトロフィーをうれしそうに披露した二階堂ふみ

 18日、渋谷シアター・イメージフォーラムで映画『ほとりの朔子』の初日舞台あいさつが行われ、二階堂ふみ鶴田真由太賀深田晃司監督、女優兼プロデューサーの杉野希妃が出席した。二階堂は初日を迎えて「昨日はドキドキして眠れなくて、朝起きられるか心配でしたけど、起きてくることができて良かったです」とドキドキな表情であいさつした。

映画『ほとりの朔子』初日舞台あいさつフォトギャラリー

 二階堂が主演を務め、『歓待』などの深田監督がメガホンを取った同作は、受験に失敗して現実逃避中のヒロイン・朔子が、叔母の誘いで訪れた海辺の町で過ごす2週間を瑞々しいタッチで描いた青春ドラマ。第35回ナント三大陸映画祭ではグランプリにあたる「金の気球賞」と「若い審査員賞」をW受賞、第14回タリン・ブラックナイト映画祭では日本人初の最優秀監督賞を受賞するなど大きな話題になっている。

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 ステージ上で「金の気球賞」のトロフィーをうれしそうに披露した二階堂は、『脳男』や『地獄でなぜ悪い』などのエキセントリックな役柄が目立つが、本作ではナチュラルな演技を披露。司会から「素ですか?」と聞かれると、「どうなんですかね?」と悩みつつ、隣に立つ太賀から「素ではないです」とツッコまれて照れくさそう笑っていた。

 また、撮影現場にも作品同様の穏やかな空気が流れていたことを回顧した二階堂。「助監督のお父様とお母様がお昼ご飯や夕飯を作ってくださって、そういう温かいご飯を食べながら和気あいあいとした時間の中で撮影させていただきました」と愛おしそうに明かした。

 一方、本作が長編作品4本目となる深田監督は、本作に込めた思いを聞かれると「何かテーマがあったかと言われたら、俳優たちです」とコメント。「自分の中で何か伝えたいメッセージやテーマがあって書き出したというよりは、二階堂ふみさんや鶴田真由さんとお会いして、この人たちと撮りたいという思いをモチベーションに作っていった作品です」と優しいまなざしで作品に込めた思いを語っていた。(中村好伸)

映画『ほとりの朔子』は公開中

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