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キューバ・グッディング・Jrが明かす、前科を持つ男が不良少年を教育する映画とは?

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(左)ジェイク・ゴールドバーガー監督、キューバ・グッディング・Jr
(左)ジェイク・ゴールドバーガー監督、キューバ・グッディング・Jr

 映画『ボーイズ'ン・ザ・フッド』、『ザ・エージェント』などで名をはせたキューバ・グッディング・Jrが、新作『ライフ・オブ・ア・キング(原題) / Life of a King』について、ジェイク・ゴールドバーガー監督と共に語った。

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 同作は、刑務所を出所したばかりのユージン(キューバ・グッディング・Jr)は、ろくな仕事に就けずにいたある日、友人の勧めで不良少年を集めた放課後の居残りの監視を任され、問題児ばかりの教室で、自分の過去と比較しながら教育していくというもの。監督は、映画『ドン・マッケイ(原題) / Don McKay』のジェイク・ゴールドバーガーがメガホンを取った。

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 映画化の経緯についてジェイクは「ユージンの話を聞いたのは今から10年前だった。つまり製作するまで、こんなにも時間が掛かった。今作のプロデューサーがアメリカのテレビ番組『デイトラインNBC』で、このユージンを扱ったニュースを観て、ユージンの存在を僕に教えてくれたんだ。僕はユージンの生き方に共感して、キューバに脚本を送ったことで始まった」と語った。長年の思いがようやく実を結んだようだ。

 ユージンを演じるきっかけについてキューバは「僕の学生時代は、父親が居なくて母親に育てられた友人たちと、ブレイクダンスや風を切ってストリートを歩いてばかりで、素晴らしい黒人の男性たちが家長として、家族や国のためにしっかり働いていたことには気付かなかった。だが年を重ねていく過程で、多くの黒人男性の素晴らしいストーリーを耳にするようになった。僕は、そんな素晴らしい男性であるユージンを人々に知ってほしかった」と理由を明かした。

 キューバは、実際のユージンに会ってみて「僕が出演した『大統領の執事の涙』の撮影が長引き、さらに次回作が2週間後に控えていた。そんなときに、この映画の出演を依頼され、脚本を4ページ読んだだけで、その空いていた期間にこの映画の撮影を行った。当然ユージンには事前に会うことができず、撮影の最終日にようやく彼に会うことができた。彼はとても内向的な人物で、彼に事前に会わなくてよかったと思った。それは映画内でのユージンは、教職員を恐れず銃を持ちドラッグをするような不良生徒をコントロールしているため、事前に会っていたら違った印象を持って演じていたかもしれない」と語った。

 映画は、前科を持つ男が、誇りを持ちながら生徒たちを教育していく姿が興味深く描かれている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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