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マーティン・フリーマン、実は「SHERLOCK(シャーロック)」のオーディションで失敗

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『ホビット 竜に奪われた王国』でも大活躍のマーティン・フリーマン
『ホビット 竜に奪われた王国』でも大活躍のマーティン・フリーマン - Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images

 テレビドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」でワトソンを演じているマーティン・フリーマンが、オーディション直前に財布を盗まれて気もそぞろだったため、危うくワトソン役を逃すところだったらしい。

 「あの日、かなりストレスを感じていたのは事実だ。1週間してエージェントから電話があり、『「SHERLOCK(シャーロック)」の件だけど、先方は君にやる気がないという印象を受けたらしい』と言われたんだ。そこで、『いや、すごく興味はあるよ。とても興味があると伝えてくれ』と頼み込んだよ。やる気がなかったわけじゃなく、ベストな状態の日じゃなかっただけなんだ」と英Radio Times誌のインタビューで語っている。

 なんとか2回目のオーディションにこぎつけたマーティンは、シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチと読み合わせをし、それが起用につながったとも言っている。「ベネディクトと読み合わせた途端、すべてがうまくいったんだ。彼は素晴らしい俳優だし、彼とのやりとりのリズムに何かを感じたよ」とコメントしている。

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 今年10月に、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンから成功を表彰するジェームズ・ジョイス・アワードを贈られたマーティンは、学生からのQ&Aでベネディクトとの関係について説明。「撮影現場での僕とベネディクトの相性はとてもいい。これは演技の良し悪しとは関係なく存在するものだ。もちろん彼は素晴らしい俳優だけど、もっと個人のレベルで感じられることなんだ。まるで愛のようなものかな」と答えている。

 この発言に照れてしまったマーティンは、「ああ、なんで今そんな言い方をしてしまったんだろう」と付け加えたが、視聴者にも明らかなシャーロックとワトソンの相性の良さは愛が根底にあったようだ。(澤田理沙)

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