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『るろうに剣心』佐藤健、ハマり役ふたたび!演じた剣心への思いを打ち明ける

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役への思い入れを語った佐藤健
役への思い入れを語った佐藤健 - (C)和月伸宏/集英社 (C)2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会

 2012年の大ヒット映画『るろうに剣心』に主演した俳優・佐藤健が、自身のハマり役となった緋村剣心について語った。今年夏に公開される2部作で実写映画版は完結を迎えることになったが、佐藤は「本当にラッキーですよね。俳優人生で、こんないい役に出会えるとは限らないですから」とその巡り合わせに感謝していた。

映画『るろうに剣心 京都大火編』場面写真

 原作は1994年から1999年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載され、爆発的な人気を博した和月伸宏のコミック。国内外で高い人気を誇るだけに実写映画化には不安の声も少なくなかったが、2012年に公開された『るろうに剣心』はこれまでの日本映画とは一線を画するアクションで、そうした声を一掃。30億円を超える大ヒットとなり、剣心を演じた佐藤には「ハマり役」だと称賛が寄せられた。

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 そうして決まった続編について、佐藤は「最初、続編ができるということは前作を認めてもらえたということですごくうれしかった」と振り返ったが、そうした気持ちはすぐに消え失せたという。「やると決まったからには、ハードルが高くなっている。続編というだけで難しいのに、どうやったら前作を超えることができるのか。前作を見直したら、良いところもあるけど、反省するところもたくさんあったんですよ。だから逆に、自分が今何を練習すべきかは前回よりも明確に見えました」と明かす。

 そんな佐藤が感じている前作と本作との違いは何か? 「アクションですね」と即答した佐藤は、撮影半ばにもかかわらず「もうすでに前作よりもやっています。質もハードだし、量も多いです」と弱音を吐いた。だが、その顔はあくまでも爽やかだ。「基本的には自由にやらせてもらっているので。それは前回も一緒ですけど、僕がやっているのは僕が理想としている剣心なんです」。

 「前作は一人を守るためだけだったのが、今回は国を守るために戦う。そこが全然スケールの違うところなんです。だから、人間としての剣心がより深く描かれています。戦うと強いのではなく、人として優しくて強いんだということがわかると思います」という佐藤。今夏の2部作が完結編となるが、「とりあえず今回で完結のつもりでやっていますね。これ以上の続編というのは考えていないです。もちろん、自分がやった役をもっと観たいといってもらえるのはすごく光栄なことなんですけどね」と、その言葉の端々からは役への愛着がうかがわれた。(編集部・福田麗)

映画『るろうに剣心 京都大火編』は8月1日より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は9月13日より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開

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