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ナオミ・ワッツ主演、コンビニ店員→予想外の妊娠→失業…ワーキングプアを描く愛の映画

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ローリー・コルヤー監督
ローリー・コルヤー監督 - Stephen Lovekin / Getty Images for Tribeca Film Festival

 ナオミ・ワッツマット・ディロンが恋人役を演じた新作『サンライト・Jr.(原題) / Sunlight Jr.』について、ローリー・コルヤー監督が語った。

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 本作は、コンビニ店員のメリッサ(ワッツ)は、事故で車いす生活を送るボーイフレンドのリッチー(ディロン)とモーテルで貧困生活を続けていたある日、予想外の妊娠で仕事を失ってしまい、モーテルを追い出されながらも、二人で困難を乗り越えていくというもの。映画『シェリーベイビー』のローリー・コルヤーがメガホンを取った。

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 前作『シェリーベイビー』を含め、主役がダメージを受け、悲しいストーリー設定に興味があるのかとの質問に「特にそういうわけではないけれど、貧困層よりもさらに貧しい生活をしながら仕事を続け、そんな悪い状況がドミノ倒しのように悪化するワーキングプアの状態にある女性を描きたかった。なぜなら、何もかも剥奪されていく中で、愛が奇跡であるという事実によって、この愛の物語が輝きを放ち、際立っていくと思ったからなの」と製作意図を明かした。

 メリッサのようなキャラクターに、なぜ興味を持ったのか。「わたしはニュージャージーの中流家庭に育ち、メリッサのように子どもの頃に虐待を受けたわけでもなく、貧しいわけでもなかった。でも今、我々は利潤ばかりを追求していて、人間性を回復する必要があると思うの。利潤を追求することは無益な空っぽなことで、本当の利益をもたらさない。我々は社会の一員として、メリッサのような人たちにも感情移入できるような人間になる必要があると思っている」と個人的な見解を語った。

 マット・ディロンのキャストについて「実は、別の作品でマットに出演オファーしたけれど、その映画が製作されなかったの。彼は前作『シェリーベイビー』を気に入ってくれて、わたしが監督する映画なら何でも出演すると言ってくれていて、それを思い出してオファーしたわ」と答えた。さらに彼女は前作の後に実生活で母親となったが「母親になっても、常に映画製作のゲームに参加しないとダメで、さらに前作でマギー・ギレンホールがゴールデン・グローブ賞にノミネートされたことが、今作のこのようなキャスティングにつながったの」と常にネットワークを使いながら製作を進めていたようだ。

 映画は、ワーキングプアの世界をリアルに描きながら、究極の愛を追求した作品になっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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