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唐沢寿明、山崎豊子さんの死に沈痛…「白い巨塔」「不毛地帯」で主演

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唐沢寿明
唐沢寿明

 作家の山崎豊子さんが29日に心不全のため88歳で死去し、テレビドラマ「白い巨塔」「不毛地帯」で主演を務めた唐沢寿明が「今の自分があるのも、山崎先生のお蔭だと思っております」と所属事務所を通じてコメントを発表した。(コメントは原文ママ)

 「今日、数年ぶりに『白い巨塔』の制作に関わったスタッフと食事会を予定していました。久しぶりに当時を振り返り、思い出話ができると思っていた矢先、山崎先生の突然の訃報を受けて、本当に言葉がありません」と唐沢は沈痛な様子。「『白い巨塔』の撮影前に初めてお会いしたとき、『あなた、いい度胸をしてるわね』と声を掛けて頂いたことが今でも鮮明に思い出されます」と思い出を振り返った。

 続けて「この強烈な一言を掛けて頂いたからこそ、大役を演じ切ることができたと思います。今の自分があるのも、山崎先生のお蔭だと思っております」と故人への思いを吐露。「謹んでご冥福をお祈り申し上げます」とその死を悼んだ。

 2003年から2004年にかけて放送されたテレビドラマ「白い巨塔」は、山崎さんの同名小説の4度目のドラマ化。唐沢は主人公の医師・財前五郎を演じ、平均視聴率が23.9パーセント(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を記録するなど話題になった。また、唐沢は同じく山崎さんの小説を原作にした2009年のテレビドラマ「不毛地帯」にも主演するなど、山崎さんからの信頼も厚かった。(編集部・福田麗)

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