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スタローンと初タッグ!男映画の巨匠ウォルター・ヒルが語る魅力的なキャラとは?

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71歳にしてなお現役! ウォルター・ヒル監督
71歳にしてなお現役! ウォルター・ヒル監督

 映画『ウォリアーズ』『ストリート・オブ・ファイヤー』など、バイオレンス映画の巨匠として知られるウォルター・ヒル監督が初来日、シルヴェスター・スタローンと初タッグを組んだ10年ぶりの監督作『バレット』について語った。

映画『バレット』写真ギャラリー

 同作は、己の流儀を胸に修羅場を潜り抜けてきた殺し屋ジミー(シルヴェスター・スタローン)が、相棒の復讐(ふくしゅう)のため、刑事テイラー(サン・カン)と手を組み、警察やマフィア相手の戦いに身を投じる姿を描くアクション映画。どこか1970~80年代を思い起こさせる、渋みのあるハードボイルドな展開が特徴の作品となっている。

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 ヒル監督は、先に主演が決定していたスタローンからのラブコールに応える形で本作に参加。その時点では現代的な雰囲気の作品だったというが、「わたしが1980年代を感じさせる作風にした方がいいと提案したんだ」というヒル監督。その理由を、1984年の作品『ストリート・オブ・ファイヤー』の撮影を振り返りながら「観客というのは目の前の作品に、いつか忘れてしまった物語の要素を見いだしたときこそ熱狂するものだと感じていて、それを映画作りに生かそうとしていた。今回もそこまで意識したわけではないが、そういった欲求があったのかもしれないね」と明かす。

 己の美学に従って生きる、男くさいキャラクターもヒル作品の魅力。同作でもスタローン演じるジミーは、頑固なまでに自身のルールを曲げない。「わたしにとってキャラクターというものは、多くの監督が定義するものとは違う」というヒル監督は、「彼らは、心理的な細かい感情の機微や変化などによってキャラを作り出す。でもそれは、人物を語る上で良い方法ではないと思うんだ。キャラクターを形づくるのは、その人物のとる行動そのもの。つまり自身に課しているルールやおきてだ。映画作りではそうやってキャラクターを定義するほうがよっぽど魅力的だと思う。特にアクション映画ではね」とその秘密を明かした。

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 意外にも初タッグだというスタローンとの相性はバッチリだったといい「タッグを組んだ全員と付き合っているわけではないんだが、彼とは非常に良い関係が築けた。ぜひまた一緒にやりたいね」とヒル監督。新作についても、「監督というのは資金集めに苦労するもの。(ジョージ・)ルーカスや(スティーヴン・)スピルバーグは別だけど、ほかの監督は常に苦労しているんだ。でも資金さえあれば、また新作を撮るよ!」と熱く約束。71歳にしてなお精力的な「生きる伝説」の新作に期待しながら、まずは本作を楽しんでほしい。(編集部・入倉功一)

映画『バレット』は6月1日より丸の内ピカデリーほか全国公開

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