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「ポチたま」松本秀樹、被災動物支援に国まかせだけはダメ!

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よく調べ、行動する大切さを語った松本秀樹
よく調べ、行動する大切さを語った松本秀樹

 バラエティー番組「ポチたまペットの旅」でおなじみのタレント松本秀樹が27日、代官山の蔦屋書店で行なわれたドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』の公開記念トークイベントに登壇、自らの体験談を通して、動物と人間、そして行政との関係について語った。この日は、本作のメガホンを取った宍戸大裕監督と飯田基晴プロデューサーも出席した。

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 同作は、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県出身の宍戸監督が故郷に戻り、厳しい現実に向き合う人々や、震災や原発事故で犠牲になった動物たちという弱者に寄り添いながら命のぬくもり、尊さを伝える感動のドキュメンタリー。

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 バラエティーで活躍する一方、動物に関する数々の資格を有するドッグライフコンサルタントとしての顔も持つ松本は、映画の感想を聞かれ「動物に関しては自分の考え方にいろんな矛盾があって。今の自分がすごく嫌いになるくらい大きなショックを受けました。大勢の人が観て、みんなで考えてほしいテーマ」と作品を称えた。

 被災地でボランティア活動も行っている松本は、被災動物の支援にあたり、現地と行政との温度差に言及。あるドックトレーナーとのやりとりを例に、「200匹の犬を引き取ったトレーナーが行政に物資を求めたら、ダンボール1箱だけが届いたそうです。平均化が彼らの役目なのでしょうが、胃袋に届かなきゃ何の役にも立たない。そこで知り合いのドッグフード会社にお願いしたら、600キロをドーンと送ってきた。ものすごい量なのでネットで配達してくれる人を募ったら、トラック野郎のおじさんからすぐに反応があった」と民間の鮮やかな連携プレーを明かす。

 さらに松本は、被災地での住宅事情にも触れ、「現在のペット人口を考えると、仮設住宅の25パーセントで犬や猫を飼える区域があってもいいと考え、署名活動を思いついたんです。知り合いの国会議員さんにお聞きしたら『1万人分はいるなぁ』とおっしゃるので『これは大変だ』と思いましたが、フタを開けてみたら、なんと3週間で60万人の署名が集まった」とやや興奮気味にコメント。「結局、国まかせで文句ばかり言っていてはダメ。よく調べて行動を起こす、これが大事なんですね」と締めくくった。(取材・文:坂田正樹)

映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』は6月1日よりユーロスペースほかにて全国順次公開

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