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今年のアカデミー賞は近年まれに見る大混戦!作品賞は『アルゴ』も最多は『ライフ・オブ・パイ』に!-全受賞リスト

第85回アカデミー賞

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壇上で笑顔を見せる映画『アルゴ』のベン・アフレック監督とプロデューサーのジョージ・クルーニー
壇上で笑顔を見せる映画『アルゴ』のベン・アフレック監督とプロデューサーのジョージ・クルーニー - Steve Granitz WireImage / Getty Images

 現地時間24日、米ロサンゼルスにて第85回アカデミー賞授賞式が行われた。作品賞を『アルゴ』が受賞した一方で、最多4部門を獲得したのは監督賞を受賞した『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』。さらには主要部門を複数受賞した作品がないという近年まれに見る大混戦となった。

アカデミー賞ベン・アフレックが主演・監督『アルゴ』が作品賞を含む3冠!【第85回アカデミー賞】

 監督賞にノミネートされなかった映画が作品賞を受賞するのは第62回の『ドライビングMissデイジー』以来、23年ぶり。近年は監督賞を受賞した映画が作品賞を受賞することが続いており、この2つの部門で受賞作品が異なるのは第78回以来、7年ぶりとなる。

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 演技部門でも受賞作はバラバラ。主演男優賞は『リンカーン』のダニエル・デイ=ルイス、主演女優賞は『世界にひとつのプレイブック』のジェニファー・ローレンス、助演男優賞は『ジャンゴ 繋がれざる者』のクリストフ・ヴァルツ、助演女優賞は『レ・ミゼラブル』のアン・ハサウェイが受賞しており、作品賞・監督賞受賞作から選出されないという異例の事態になった。主要6部門で複数受賞がないのも第78回以来、7年ぶりとなる。

 一方、技術部門で頭一つ抜けていたのは最多4部門で受賞した『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』で、撮影賞・視覚効果賞・作曲賞の3賞を受賞。最多12部門でノミネートされていた『リンカーン』は主演男優賞、美術賞のみの受賞となった。ほかにも、音響編集賞で44年ぶりの同時受賞(長編劇映画において)になるなど、今年のアカデミー賞は「本命不在」という前評判通りのレース展開となった。

全受賞結果は以下の通り。

■作品賞
『アルゴ』

■監督賞
アン・リー 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

■主演男優賞
ダニエル・デイ=ルイス 『リンカーン』

■主演女優賞
ジェニファー・ローレンス 『世界にひとつのプレイブック』

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■助演男優賞
クリストフ・ヴァルツ 『ジャンゴ 繋がれざる者』

■助演女優賞
アン・ハサウェイ 『レ・ミゼラブル』

■外国語映画賞
愛、アムール』(オーストリア)

■脚本賞
クエンティン・タランティーノ 『ジャンゴ 繋がれざる者』

■脚色賞
クリス・テリオ 『アルゴ』

■ドキュメンタリー長編賞
シュガーマン 奇跡に愛された男

■ドキュメンタリー短編賞
『イノセンテ(原題) / Inocente』

■短編実写賞
リッチーとの一日

■長編アニメ賞
メリダとおそろしの森

■短編アニメ賞
紙ひこうき

■視覚効果賞
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

■撮影賞
クラウディオ・ミランダ 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

■メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『レ・ミゼラブル』

■歌曲賞
「スカイフォール」 『007 スカイフォール

■作曲賞
マイケル・ダナ 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

■編集賞
『アルゴ』

■音響編集賞
『007 スカイフォール』
ゼロ・ダーク・サーティ

■音響賞(調整)
『レ・ミゼラブル』

■衣装デザイン賞
ジャクリーン・デュラン 『アンナ・カレーニナ

■美術賞
『リンカーン』

(編集部・福田麗)

第85回アカデミー賞授賞式」は2月25日(月)夜9時よりリピート放送

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