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宍戸錠、ほっぺも燃えた…自宅全焼は原因不明と会見

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吹っ切れた様子で会見に臨んだものの、落ち込みも隠せなかった様子の宍戸錠
吹っ切れた様子で会見に臨んだものの、落ち込みも隠せなかった様子の宍戸錠

 今月4日に世田谷区の自宅が全焼した俳優の宍戸錠が8日、都内で記者会見を開き、火事について「結局、原因不明ということになりました」と報告すると共に、かつて除去した頬の詰めものなど、思い出の品も全て焼失したことを明かした。宍戸は火事の直後、周囲に対して、放火説を強く主張していた。

 半世紀近く暮らした自宅の全焼に、当初は心中穏やかでなかったという宍戸。しかし、この日の会見では、「泥棒が入って火をつけたという感じがあったから、殺してやると思っていたけど、警察の話を聞いたら、やっぱり入ってないかなという気もしてね。結局、原因不明でいいやと思った。この件はこれで収めます」と明るく振舞う。

 火事当日は日活のパーティーに参加しており、現場に駆けつけたときは、自宅はほぼ焼け落ちた状態だったという宍戸。そのときの心境を「あらら、焼けちゃったよって思った」と苦笑いで振り返ったが、被害額は相当に上ると見られ、「家がなくなったのは困る。あと、これからあまり高いもの買えないな」とぽつり。一方、自宅の再建は考えていないといい「これから先は、ホテル暮らしをようかなとしか考えていない」と明かした。

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 全てが燃えたため、この日の服も火災当日に着ていたもの。「これから高いものは買えないから着るものはユニクロだなって。ユニクロは昔CMに出たこともあるし好きだ」という宍戸は、「かつてほっぺに詰めていたものも焼けてしまった。こないだ見ていたんだ。ビン詰めにしてあるんだけど、まだ腐ってないなって」と語るなど、火災で失った数々の思い出の品を振り返る。

 火災後、吉永小百合から「気を落とさないでください」と見舞金の同封された手紙が届いたといい、「(その手紙を)一緒に抱いて寝ている」と周囲への感謝を語った宍戸。終始明るく、冗談を交えながら会見に応じ、最後は「火事くらいで気を落とすか」と語ったが、一方で「本心ではちょっと落ち込んでいるよと」と漏らしていた。(取材・文 名鹿祥史)

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