マイケル・ジャクソンの父親、息子への体罰を弁護
故マイケル・ジャクソンさんの父親ジョセフ・ジャクソンが、マイケルさんをはじめとした子どもたちへ体罰を行った自分自身を、米CNNのトークショー「ピアース・モーガン・トゥナイト」で弁護した。ジョセフは自分の息子たち(ジャッキー、ティト、ジャーメイン、マーロン、マイケルさん)をメンバーにしたジャクソン5のマネージャーでもあった。
マイケルさんは生前、父に身体的に虐待されたことで子ども時代が台無しになったと語っていたのにもかかわらず、ジョセフは自身の教育方針がジャクソン5をスターにしたと信じて疑わないようで「厳しくしてよかったと思う。わたしが生み出した子どもたちを見てみなさい。世界中の人に愛されていた」とコメント。
現在84歳のジョセフはさらに「虐待などなかった。悪いことをしたらムチを打って、罰するだろう。そうすれば子どもたちは忘れない」「マイケルは素晴らしい男だ。世間はマイケルがどのように育てられたかなんてほとんど知らない。わたしが彼に年長者を敬うよう教えたんだ」と続けている。
マイケルさんが父親からの体罰について語ったものでは、ジャーナリストのマーティン・バシールによる2003年のインタビューが有名。マイケルさんはそこで「(ジャクソン5の)リハーサルのときはいつもナーバスになっていた。父はベルトを手に椅子に座っていて、僕たちがちゃんとできないと、僕たちのことを泣かせるんだ」と苦痛に満ちた少年時代を振り返っていた。(BANG Media International)