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ゴールデン・グローブ賞ノミネート作品『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』監督が明かす裏側!

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(左から)テーナ・デサイー、ジョン・マッデン監督、ペネロープ・ウィルトン
(左から)テーナ・デサイー、ジョン・マッデン監督、ペネロープ・ウィルトン

 映画『Queen Victoria 至上の恋』、『恋におちたシェイクスピア』などで世界的に注目された英国出身のジョン・マッデン監督が、新作『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』について、ペネロープ・ウィルトン、テーナ・デサイーと共に語った。

映画『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』フォトギャラリー

 同作は、イギリスで年金生活を送っていた7人の男女が、余生を過ごすために物価の安いインドに住むことを決め、豪華な設備とサービスの行き届いた場所とされる「マリーゴールド・ホテル」を訪れる。だが、現地はパンフレットとは全く違った状況であることに驚かされる。それでも、彼らはこの地に腰を落ち着けて、徐々にインドの文化に親しんでいくというドラマ作品。キャストは、ジュディ・デンチトム・ウィルキンソンマギー・スミスビル・ナイ、ペネロープ・ウィルトンなどのベテラン俳優や、映画『スラムドッグ$ミリオネア』の若手俳優デヴ・パテルが出演している。ペネロープ・ウィルトンは、ビル・ナイ演じるダグラスの妻ジーン役、テーナ・デサイーはデヴ・パテル演じるホテルの支配人ソニーの恋人スナイナ役に挑戦している。

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 ジョン・マッデン監督の演出についてペネロープ・ウィルトンは「監督によっては、演出する前にやってはいけないことを事前に伝えてくることがあって、許容範囲を狭めてしまうことがある。けれど、ジョン監督は自分のやりたいように演じてくれと言って我々に演じさせた後、彼が少し意見を提案してくれるから、素晴らしい関係が築けるの。そういう関係を築いていたから、ジャイプル市内を車で走るゲリラ撮影でも上手く進行していたわ」と彼の演出に満足しているようだ。

 インドという困難な撮影場所で、デジタルではなくフィルムで撮影したのは「実はこの映画を撮影する前に、スタッフとかなり話し合った。インドでは手持ちカメラ撮影がかなり要求されるから、軽めのカメラを探したりしたよ。でも、フィルムで撮影した前作『ペイド・バック』の撮影監督ベン・デイヴィスが、今作も撮影していて、今作もフィルムの方がお互い気心知れているし、やり易いと思ったんだ。もしデジタルで撮影していたら、違った撮影アプロチーをしていたね」とマッデン監督は答えた。

 モデル出身のテーナ・デサイーは「撮影中は、わたしが現地のツアーガイドみたいに、どこで買い物したらよいかや、現地のレストランでのオーダーの仕方を教えたことがあったわ。実はヒンディー語のデビュー作では、イマイチな体験をしたけれど、今作では楽しんで撮影することができた」と語り、さらにオーディションの過程については「ジョンは有名な監督だからナーバスになっていたけれど、オーディションの過程で彼がジョークを言ってくれたりして、とても演じやすかった」と明かした。

 映画は、様々な悩みを抱えていた男女7人が、インドの時間に合わせて徐々に現地での環境を受け入れ、前進していく姿に共感が持てる作品に仕上がっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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