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『天地明察』滝田洋二郎監督に囲碁三段授与!

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囲碁三段を授与された滝田洋二郎監督
囲碁三段を授与された滝田洋二郎監督

 江戸時代の囲碁棋士、安井算哲を主人公とした映画『天地明察』で囲碁界に大いに貢献したとして、16日、東京・千代田区の日本棋院にて、滝田洋二郎監督に囲碁三段の免状が授与された。

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 日本棋院の大竹英雄日本棋院顧問は「滝田監督も囲碁の世界に足を踏み入れていただいた。今後の囲碁界の発展にお力をいただくためにも、ちょっとずるいかもしれませんけど、授与式で囲碁界の盛り上がりにお力をいただきたい」と笑顔でコメントした。

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 碁は並べる程度で「どうか腕のことは聞かないで」と念押しした滝田監督は「本因坊戦を何局か拝見して、大変感動しました。選ばれた人だけが持つ空気、濃密な時間は大切だなと。美しい日本人を見た思いがいたしました。囲碁は打っている人だけじゃなく、みんな無邪気で、それぞれが夢中になれるすばらしい奥深いものなんですね。囲碁は映画作りや生きていくことに似ているのかなと。勝負どころを探りながら、何かを捨てたり捨てられたりしながら最終目的地にたどり着く。囲碁の魅力かなと思います。もう一度映画に夢中になりたいと思っております。囲碁と映画をよろしくお願いします」と謝辞を述べた。

 授与式には二十四世本因坊秀芳の石田芳夫九段も出席。滝田監督は、石田九段に映画の制作期間を聞かれ「準備に半年、撮影に3か月、仕上げに6か月、囲碁と同じで勝負どころが難しいです」と答えた。また今後については「囲碁は宇宙に例えられることがありますが、自分の宇宙(映画)にどっぷりつかりたい。もし囲碁に関わるものがあったら、また見方を変えて人間ドラマと囲碁がリンクするものが作りたいですね」と今後について語った。

 『天地明察』は、囲碁の棋士で、数学や天文学にも長けた安井算哲(渋川春海)が全国各地で天体観測を行い改暦へと力を尽くすストーリー。(取材・文:県田勢)

映画『天地明察』は全国公開中

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