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シアターN渋谷クロージング作…日本大好きな、プラッター映画『マーターズ』の監督来日!

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日本好きの一面を明かしたパスカル・ロジェ監督
日本好きの一面を明かしたパスカル・ロジェ監督

 12月に閉館するシアターN渋谷のクロージング作品『トールマン』特別試写会が5日、シネマート六本木で行われ、来日したパスカル・ロジェ監督が製作のきっかけや、大の日本好きな一面を明かした。

 あまりに過激な残酷描写により、世界中で賛否の嵐を巻き起こしたフレンチホラー『マーターズ』で話題を呼んだロジェ監督。最新作となる本作では、「トールマン」と呼ばれる謎の子取り鬼による失踪事件が多発する炭鉱町を舞台に、自分の子を誘拐された母親・ジュリア(ジェシカ・ビール)による必死の捜索と、その先に待つ衝撃の真実を描く。

 強烈なスプラッター描写で話題を呼んだ『マーターズ』の後でサスペンススリラーに挑戦し、新境地を切り開いたロジェ監督は「ハリウッドのありきたりなスリラーとは違った映画にしようと思い、インディペンデントで撮った映画です。『マーターズ』がいろいろな議論を呼んだのは知っているけど、また違った提案という形で観ていただければと思います」と説明。

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 本作の着想は、現実に起きている子どもの失踪事件から着想を得たというロジェ監督。「毎年たくさんの人々が失踪する中、1,000人もの子どもが何の跡形もなく消えてしまっている。それは現実の、本当のミステリーだと考えていたころ、偶然未成年の失踪事件を担当しているFBI捜査官と知り合ったんです。その彼は事件に取りつかれたように『僕は自分の腕を一本無くしてもいいから、子どもたちが(今)どうしているか知りたい』と言っていた。その彼との出会いをきっかけに、この映画を撮ろうと決めたのです」と明かすと「この映画は都市伝説に対する僕の答えを提案したものです」と付け加えた。

 日本映画の大ファンで、この日も東京都現代美術館で開催中の特撮博物館でゴジラを観てきたというロジェ監督。「日本映画からは多大な影響を受けていて、日活ロマンポルノや怪獣映画が好き。日本のホラーへの取り組みも大好きで、非常に本能に訴える撮り方をしているのがいいな」と来日を楽しんでいる様子。話す口調も穏やかで、『マーターズ』のようなスプラッター映画を撮った監督とは思えない、和やかな雰囲気で観客を楽しませていた。(取材・文:中村好伸)

映画『トールマン』はシアターN渋谷にて11月3日より公開

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