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SF小説「時砂の王」「マルドゥック・スクランブル」がハリウッド実写化へ!出版社が認める

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「時砂の王」実写映画化に乗り出しているドン・マーフィ
「時砂の王」実写映画化に乗り出しているドン・マーフィ - Frazer Harrison / Getty Images

 早川書房より刊行されている小川一水の「時砂の王」と、冲方丁の「マルドゥック・スクランブル」の2冊のSF小説が、ハリウッドでの実写化に向けて進行中であることが明らかになった。バラエティー誌が報じたもので、早川書房の担当者は「現在は映画化権について、交渉の前段階にあることは事実です」と認めている。

 バラエティー誌によると、2007年に出版された「時砂の王」の映画化に乗り出しているのは、映画『トランスフォーマー』シリーズのプロデューサーとして知られるドン・マーフィ。同書について、ドンは「この独特で壮大な作品にはものすごいポテンシャルを感じています。ここには、未来からやってきた使者と、はるか昔の時代の巫女(みこ)である女王との恋愛が描かれています」と賛辞を送っている。

 また、『天地明察』の原作者として知られる冲方丁の代表作で、現在アニメーション化が進行している「マルドゥック・スクランブル」もハリウッド映画化が進行中。こちらは『シューテム・アップ』のマイケル・デイヴィスが製作・監督を務める予定となっている。

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 早川書房の担当者によると、ハリウッド映画化はまだ決定しておらず、現在は交渉の前段階にあるとのこと。バラエティー誌が報じた通り、広告代理店の電通が関わっていることは認めており、出版社として正式な発表を行うかどうかは検討中だという。

 「時砂の王」の著者である小川は、こうした報道を受けて「この件についての自分の立場がまだよくわからんので、このような情報がネット上にあるということのみお伝えします」とツイートしている。(編集部・福田麗)

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