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SMの女王、谷ナオミが東京に降臨!客が多数来場したロマンポルノ上映会に感激の表情!!

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生贄夫人の谷ナオミ
生贄夫人の谷ナオミ

 20日、渋谷のユーロスペースで開催中の日活創立100周年記念特別企画「生き続けるロマンポルノ」で映画『生贄夫人』が上映され、“SMの女王”として絶大なる支持を集めた谷ナオミ、小沼勝監督が来場、女性客が多数来場した客席を見て感慨深い表情を見せた。

 小沼監督と谷といえば、『花芯の刺青 熟れた壷』『生贄夫人』など、数々の傑作を生みだした名コンビ。1970年代当時、縄が映える肉付きのよい白い柔肌で人気を集めた谷だが、その“SMの女王”の白い肌は今でも健在だ。「身体が商売道具でしたから気を使っていましたね。デビューから黒髪を切ったこともなかったですし、日焼けをするから海で遊んだこともなかった。ある方には、デビューから引退まで乳首の色が変わらなかったのは谷だけだったとおっしゃっていただきました。今でもきれいですよ」とちゃめっ気たっぷりと語る谷。ちなみに『花と蛇』の原作者・団鬼六からは「谷ナオミほど縄が似合う女はいない。いじめると、きつい目で反抗するのがいい」と絶賛されていたとのことだ。

 ロマンポルノは5年で引退。その後は熊本でスナックおよび輸入建材家具の会社を経営し、週1で海外を飛び回る生活を続けていたというが、「今年、うちの副社長が亡くなったので、(輸入建材家具の)会社を全部譲った」とあっけらかんと語る。女優復帰については、「日活100周年ということで協力していますが、もうこれ以上は勘弁してくださいと言っています。もう引退から30年以上たってますからね」と一笑に付した。

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 この日の会場は若い女性が多数来場。「最近は23、4の女の子たちがロマンポルノを観てくれて、多くの人たちが涙を流して喜んでくれる。不思議ですよね。私が引退してから生まれた人たちからたくさんのメッセージや励ましの言葉をいただくんです。皆さんから逆にエールをいただきました」と感慨深い表情を見せる谷だった。(取材・文:壬生智裕)

特集上映「生き続けるロマンポルノ」は渋谷ユーロスペースにて開催中

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