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ジョージ・クルーニー主演の話題の秀作『ファミリー・ツリー』について、注目の若手俳優アマラ・ミラーとニック・クラウスが語る!

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(左から)ニック・クラウス、アマラ・ミラー
(左から)ニック・クラウス、アマラ・ミラー

 今年のアカデミー賞で作品賞を含め5部門にノミネートされたジョージ・クルーニー主演の秀作『ファミリー・ツリー』について、注目の若手俳優アマラ・ミラーニック・クラウスが語った。

映画『ファミリー・ツリー』写真ギャラリー

 同作は、祖先の土地を受け継いでハワイで上流階級の生活を送っていた弁護士のマット(ジョージ・クルーニー)は、ある日妻のエリザベスがボート事故で昏睡状態に陥ったことで、彼女の不倫を知ることになる。事実に愕然とする彼だったが、娘二人アレクサンドラとスコッティとともに、妻の不倫相手をカウアイ島まで探しにいくというドラマ作品。女流作家カウイ・ハート・ヘミングスの原作を、映画『アバウト・シュミット』や『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督が映画化している。アマラ・ミラーは、ジョージ・クルーニー演じるマットの次女スコッティ役に挑戦し、ニック・クラウスは長女アレクサンドラのポーイフレンド、シド役を演じている。

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 オーディションの過程についてアマラは「これまでわたしが出演してきた映画では、すべてが記された脚本を渡されたこともあったけれど、この映画では脚本の内容をできるだけ秘密にするため、断片的なシーンの脚本を渡されオーディションしたの。実は、わたしはマネジャーを通して、一冊丸ごとの脚本か、または今回のように断片的な脚本が送られてくるけれど、いつもわたしの母親がその脚本を読んで、全くばからしいと思ったら、わたしはオーディションにさえも行かないのよ」と彼女に適した役を選んでくれたようだ。

 ジョージ・クルーニー演じるマットの家族とともに不倫相手を探しに同行するシド役を演じたニック・クラウスは「このシド役には多くの共通点を感じるんだ。まず、シドが僕と同じ普通の17、18歳の少年(撮影当時は彼も同じ年齢)であること。それにシドはこれまで(家族の問題で)困難な時期を過ごしてきているが、それでも良い内面を持ち合わせているんだ。でも、ホルモンが発達し過ぎた少年で、残念ながらその体の発達に脳が付いてきていないという感じなんだ(笑)。けれど、中身は良い奴なんだよ」とキャラクターを明かした。

 アレクサンダー・ペイン監督との仕事について「本当に素晴らしいクリエイターよ! ものすごくわかりやすく説明してくれるの。誰にでも優しく接してくれるから、居心地の良い環境で仕事ができたわ」とアマラが語り、一方ジョージ・クルーニーとの共演については「彼は、セットで悪戯をすることが有名だけれど、今回僕らはそれほど悪戯されなかったよ……(笑)。ここ何年かで共演者にも優しくなったのかもね(笑)。彼は、いつもセットの共演者がハッピーでいられるように気遣っているんだ。それが上手く働いて、今回の映画にも表れていると思うよ」とニックが笑顔で答えた。

 映画は、サーファー・ライフスタイルなどの典型的なハワイが描かれず、新たな観点からハワイを映し出し、家族の大切さを痛感させてくれる映画に仕上がっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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