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伊藤英明主演『悪の教典』でベネチア受賞コンビ、二階堂ふみ&染谷将太が生徒役で再共演!

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映画『悪の教典』への出演が決定した二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、山田孝之
映画『悪の教典』への出演が決定した二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、山田孝之

 伊藤英明主演、三池崇史監督のメガホンで、貴志祐介のサイコホラー小説を映画化する『悪の教典』に、第68回ベネチア国際映画祭にて映画『ヒミズ』で日本人初のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)をダブル受賞した二階堂ふみ染谷将太が出演し、生徒役で再共演を果たすことが明らかになった。三池監督のメガホンで第67回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品された経験を持つ山田孝之、そして林遣都が出演することも発表された本作。ベネチア国際映画祭経験者がずらりそろい踏みとなった。

 伊藤英明が、自らの庇護のために自分のクラスの生徒の大量殺戮事件を起こす悪魔的教師・蓮実聖司というこれまでのイメージを覆す役柄に挑戦する本作。今回出演が発表された4人の役柄もそれぞれに鮮烈で、二階堂は蓮実にいち早く不信感を抱く片桐怜花を演じ、染谷は怜花のことを思う同級生で集団カンニングの首謀者・早水圭介役。林は蓮実の同僚教師と関係を持っている同性愛者の前島雅彦、山田は蓮実の同僚で生徒にセクハラをする体育教師・柴原徹朗にふんする。

 二階堂は「思いこがれていた三池組です。最高のエンターテイメントになるよう、現場に激しく片桐怜花をぶつけていきたいと思います」。染谷は「赤にもいろいろな赤があると思いますが、三池大先生のイメージする赤色の血を、流したいと思います」と芸術的センスの光るコメントを寄せた。

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 4月10日にクランクインし、「確実に衝撃的な作品になると思うので、完成を楽しみにしながら撮影の日々を送っています」という林は、「自分は孤立していて少し変わった役柄なのですが、一つの学園の中でのお話なので、生徒の皆と良い雰囲気を作る事を心掛けたいと思います」。台本を読みストーリーに惹(ひ)かれ、三池監督の作品であればと出演を決めたという山田は「三池さんや伊藤さん、先輩方からまだ知らないことを教わりたい、遣都やふみちゃん達を見て、新鮮な感覚を取り戻せたら、そんな気持ちです」とそれぞれ撮影への意気込みを語っている。

 臼井央プロデューサーは「監督キャスト含め、この衝撃を日本に留めることなく、世界に届けられるよう、撮影に挑んでいる日々を送っています」。海外映画祭の選考に間に合うよう、三池監督はクランクアップ後、急ピッチで編集作業を進める予定だという。11月、伊藤演じる蓮実による怒涛の殺戮劇が、スクリーンで繰り広げられることになりそうだ。(編集部・島村幸恵)

映画『悪の教典』は11月10日全国東宝系にて公開

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