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「宇宙戦艦ヤマト」リメイクへの思いを出渕監督語る! オリジナルへの多大なるリスペクトと共に発進!

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思いとリスペクトを胸に、新たな「ヤマト」の指揮を取る出渕裕監督
思いとリスペクトを胸に、新たな「ヤマト」の指揮を取る出渕裕監督

 1970年代に空前のブームを生み出したアニメ「宇宙戦艦ヤマト」第1作を新たなスタッフでリメイクする『宇宙戦艦ヤマト2199』の総監督を務める出渕裕が、ヤマトに込めた熱い思いを語った。

『宇宙戦艦ヤマト2199』場面写真

「機動警察パトレイバー」のメカデザインなどで知られる出渕監督。本作は2003年の『劇場版ラーゼフォン 多元変奏曲』以来、およそ9年ぶりの監督作となるが、「本来はオリジナル作品じゃなければやりたくなかったんですが、ヤマトならば話は別。僕らの世代はヤマトがなければこの世界にいなかった人が多いんですよ」と述懐。

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 日本のアニメ史に輝く金字塔であるヤマトを現代によみがえらせることに、相当なプレッシャーがあるのは容易に想像できるが、「僕らの手できちんとけじめをつけなければいけないと思ったんです。気持ちの上でリスタートするきっかけになるというか。ヤマトに落とし前をつけることで、後世にバトンを託すという思いがありましたね」と決意を語る。

 骨の髄まで作品を愛する熱狂的なファンが多い「ヤマト」だけに、中途半端な作品を作れば大きな反発をくらうことは必至だろう。しかし、出渕監督自身、熱狂的なヤマトファンとして知られるだけに、「まったく違うものを作る気はない。自分が好きだったものの雰囲気は大事にしたいですから」とその決意は固い。

 その言葉通り、オリジナルに多大なるリスペクトをささげた本作の画面は、往年の色合いを再現して懐かしさを感じさせながらも、きっちりと現代のクオリティーで再構築されている。監督自身も「全員に満足してもらえるものを作るのは不可能ですが、より多くの人に、これが最大公約数的なヤマトだと思ってもらえるようなものにはなったはず」と自信を見せる。オリジナルにリスペクトをささげた、新たなヤマトの航海がいよいよ始まる。(取材・文:壬生智裕)

アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』は4月7日より新宿ピカデリーほかにて第1章の上映開始

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