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石原裕次郎主演『黒部の太陽』スクリーン上映に渡哲也、裕次郎さんの妻・石原さん感無量のあいさつ

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裕次郎さんとの思い出と振り返った渡哲也と、東日本の助けになればと語った石原まき子さん
裕次郎さんとの思い出と振り返った渡哲也と、東日本の助けになればと語った石原まき子さん

 23日、東京国際フォーラムにて「裕次郎の夢~全国縦断チャリティ上映会~プレミア上映」が行われ、実に44年ぶりにスクリーン上映された故・石原裕次郎さんの主演映画『黒部の太陽』の舞台あいさつに、石原プロモーションの会長・石原まき子さんと俳優の渡哲也がそろって姿をみせた。

 上映終了後、観客の温かな拍手に迎えられて裕次郎さんの妻・石原さんは、「石原裕次郎が33歳のときに製作をいたしました作品でございます。完成までにいろいろと大変な思いもしましたが、裕さんはいろんな方からご支援をいただきまして、見事な作品に仕上がりました」と感慨深くあいさつ。

 全国縦断で行われるチャリティー上映会ではチケットの売り上げが東日本大震災の被災地への義援金として寄付されることも決定しており、石原さんは「東日本の皆様がたに、少しでもお役に立ちますよう、成功させたいと思います」と語った。

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 また、昨年3月に同プロモーションの社長を辞任し、現在は俳優業に専念している渡は「『黒部の太陽』は日本人の魂と勇気がテーマであり、三船敏郎さん石原裕次郎さんの勇気と決断がなければ実現しなかった映画であります」としみじみ。「裕次郎さんがわが社の試写室で観たとき、いろいろ撮ってきた映画の中でも特に思い入れの強い映画だったのでしょう、『この映画だけは大きなスクリーンで観たいんだよ』とよく申しておりました」と裕次郎さんとのエピソードを振り返った。

 同チャリティー上映会は裕次郎さんの没後25年を機に、石原プロモーションとCSエンターテイメントチャンネル「チャンネル銀河」が協力し、裕次郎さんの「映画は大きなスクリーンで観てほしい」という願いを叶えようと企画したもの。「裕次郎の夢」プロジェクトとして、プレミア上映会開催を皮切りに全国で『黒部の太陽』『栄光への5000キロ』の2作品が上映される。(取材・文:中村好伸)

「裕次郎の夢~全国縦断チャリティ上映会~プレミア上映」は3月24日にも東京国際フォーラム ホールCにて開催

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