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ハリウッドの支配は終焉!審査員長マイク・リー監督

第62回ベルリン国際映画祭

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ベルリン国際映画祭会見に出席したマイク・リー監督
ベルリン国際映画祭会見に出席したマイク・リー監督 - Pascal Le Segretain / Getty Images

 現地時間2月9日、第62回ベルリン国際映画祭の審査員団が会見を行い、歯に衣着せぬ発言で知られる審査員長マイク・リー監督が、これからの映画界について語った。

マイク・リー監督の映画『家族の庭』場面写真

 変わりつつある世界、それにつれて映画も変わるとしたリー監督は「世の中には、世界の映画とハリウッド映画がある。初めてハリウッド映画の避け難い支配が終わろうとしている。それはわたしに関する限り、いいニュースだ」とコメント。

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 「ベルリン、カンヌ、ベネチアでもハリウッドは真の世界の映画の祭典を支配することはできない。一人のヨーロッパの、世界の映画の側の映画製作者として楽観しているし、健康的なことだとも思う。アメリカでもインディペンデント映画の大きな流れがある。同じことの一部分だと考える」と見解を述べた。

 ハリウッド映画について辛らつな意見を披露したリー監督だが、個々のハリウッドの成員を嫌悪しているわけではないらしい。会見冒頭にジェイク・ギレンホールがハリウッド・スターであることに対し「映画祭の審査員は場違いな気がしないか?」という質問が上がった。ギレンホールが答える前に「彼が場違いな思いをする理由は何もない」と一蹴(いっしゅう)したリー監督は終始、会見をリードしていた。

 リー監督はじめ審査員一同が選ぶ金熊賞ほか受賞作品・受賞者は、映画祭終了前日の現地時間2月18日に発表される。(取材・文:山口ゆかり/Yukari Yamaguchi)

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