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妻夫木聡、井筒監督とタッグで金塊強盗に!直木賞受賞作家・高村薫のデビュー作「黄金を抱いて翔べ」映画化決定!!

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メガホンを取る井筒和幸監督
メガホンを取る井筒和幸監督

 妻夫木聡井筒和幸監督がタッグを組み、「マークスの山」などで知られる小説家・高村薫のデビュー作「黄金を抱いて翔べ」を映画化することが発表された。共演は、浅野忠信桐谷健太溝端淳平チャンミン(東方神起)、西田敏行という豪華キャスト。1月7日にすでにクランクインしており、3月上旬のクランクアップ、2012年6月の完成、2012年11月の公開を目指している。

 高村が、デビュー作にして、日本推理サスペンス大賞を受賞した本作は、過激派や犯罪者相手の調達屋をしてきた幸田が、大学時代からの友人・北川に、銀行本店の地下に眠る15億円相当の金塊強奪計画を持ち掛けられ、銀行システムエンジニアの野田、自称工学部留学生で国家スパイの裏の顔を持つモモ、北川の弟・春樹、元エレベーター技師の爺ちゃんと共に犯罪に臨むというストーリー。主役の幸田を妻夫木、北川を浅野、野田を桐谷、モモをチャンミン、春樹を溝端、爺ちゃんを西田が演じる。

 本作における黄金(金塊)は、ただの金銭的な意味ではなく、“男たちが命を賭して勝ち取りたい何か”の例えであるという。1990年に発表された「黄金を抱いて翔べ」が、20年以上の時を経て、井筒監督と豪華キャスト陣のタッグにより、どう生まれ変わるのか? 井筒監督の手腕に注目したい。(編集部・島村幸恵)

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映画『黄金を抱いて翔べ』は2012年11月より公開予定
※高村薫の「高」は正式には「はしごだか」

今回の映画化に際しての井筒和幸監督、原作の高村薫のコメントは、下記のとおり。

<井筒和幸監督>
「反逆」をテーマに生きる男たちにとって、世界一の労働とは、真の自由とは何か。現代の閉塞感や鬱屈(うっくつ)は黄金の前で解放されるのか。この映画を通して見つめたい。最高に恰好(かっこう)いいハードボイルドな原作を、頼りになる俳優らと共に映像化できることに感謝しています。
敬愛なる大阪を背景に、熱い男たちの生き様をがっつり描きたいと思います。

<原作・高村薫>
 大阪で会社勤めをしながら、朝から晩まで大阪の風景を眺め、大阪の匂いを嗅(か)いでいた時代に、じっとりと汗が噴き出すようにして生まれ出た小説が「黄金を抱いて翔べ」でした。荒唐無稽(むけい)な金塊強奪という筋書きも、必ずしも金目当てではない男たちの行動原理も、盲目的で破滅的な彼らの疾走ぶりも、みんな大阪という土地の空気と匂いと熱から来たものです。だから、映画になるのであれば絶対に大阪出身の監督さんで、と思ってきました。アジア的で、ほの暗くて、ざらざらしていて、暴力的で、男も女も初めから壊れているような、そんな大阪の映画を観たい、とも思ってきました。小説のほうは、いまから振り返るのも恥ずかしい若書きで、ずいぶん甘いところがありますが、このたびの映像化では、井筒監督がこれを換骨奪胎して、スピード感のある男臭い映像に仕立ててくださるものと期待しております。とまれ、もう二十年も前の小説がこうして井筒監督に再発見され、二十一世紀を生きる若い俳優さんたちによって登場人物たちが甦(よみがえ)るなんて、まさに小説家冥利につきるというものです。

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