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ブラピ、ディカプリオ惜敗!第69回ゴールデン・グローブ賞は下馬評通りの結果で終幕

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いよいよ次はアカデミー賞!『ファミリー・ツリー』のジョージ・クルーニーはオスカーを取れるか!?
いよいよ次はアカデミー賞!『ファミリー・ツリー』のジョージ・クルーニーはオスカーを取れるか!? - (C) 2011 Twentieth Century Fox

 1月15日(現地時間)夜にロサンゼルスで開催された第69回ゴールデン・グローブ賞授賞式は、例年以上に大物がそろい踏みとなり、映画の部では、評価がうなぎ上りの『アーティスト』がミュージカル・コメディー部門で作品賞を含む最多3部門、『ファミリー・ツリー』がドラマ部門の作品賞を含む2部門を受賞し、おおむね下馬評通りの順当な受賞結果となった。

 レオナルド・ディカプリオ(『J・エドガー』)、ブラッド・ピット(『マネーボール』)、ジョージ・クルーニー(『ファミリー・ツリー』)が激突する注目のドラマ部門最優秀主演男優賞は、味わい深い人間ドラマで等身大の父親を演じて本命視されていたクルーニーが、やはり強かった! 新旧入り乱れての混戦模様だった同部門最優秀主演女優賞は、主演・助演を合わせて実に7度目の受賞となったメリル・ストリープ(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)が強さを発揮。

 ミュージカル・コメディー部門の最優秀主演男優&女優賞は、『アーティスト』のフランス人俳優ジャン・デュジャルダン、『マリリン 7日間の恋』のミシェル・ウィリアムズと大本命の二人が受賞。こちらも前評判は高かった『ヒューゴの不思議な発明』は、名匠マーティン・スコセッシが監督賞を受賞して面目躍如。米・アカデミー賞では、異例のモノクロ無声映画『アーティスト』とやや小規模な『ファミリー・ツリー』、そして大作感のある感動作『ヒューゴの不思議な発明』の激突が注目される。

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 新作が多くを占めたテレビの部は、下馬評で一歩リードしていた社会派サスペンス「ホームランド(原題) / Homeland」がドラマシリーズ部門の作品賞、大本命クレア・デインズが同部門最優秀女優賞を受賞。一方、コメディー・ミュージカルシリーズ部門の作品賞は、すでにエミー賞2連覇を達成している「モダン・ファミリー」が本アワードでは初受賞となり、新作を率先して評価してきたゴールデン・グローブ賞としては、やや意外といえるか。

 テレビの部全体として目立ったのは英国勢の活躍だ。テレビ・ミニシリーズ部門ではエミー賞に続いての受賞となったケイト・ウィンスレット(「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償」)、英国の秀作ドラマ「刑事ジョン・ルーサー」のイドリス・エルバが受賞。また、作品賞は英国製の重厚な人間ドラマ「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」が下馬評通りの受賞となった。(今祥枝)

第69回 ゴールデン・グローブ賞 授賞式
AXNにて日本独占放送! 1月21日(土)8:00pmスタート!

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