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倉本聰、幻の脚本がドラマ化!WOWOW開局20周年記念「學(がく)」は「北の国から」のネガティブバージョン!

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作品に込めた思いを語る倉本聰
作品に込めた思いを語る倉本聰

 21日、2012年1月1日に放映予定のWOWOW開局20周年記念番組「學(がく)」制作発表記者会見がカナダ大使館で行われ、仲代達矢八千草薫高杉真宙(まひろ)、脚本の倉本聰雨宮望監督が出席し作品に込めた思いを語った。

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 本作は「北の国から」などの名作ドラマを手掛けた倉本が、カナダの壮大な自然が持つ生命力に魅了され、1992年に執筆した幻のオリジナル脚本をドラマ化した作品。はからずも大罪を犯してしまった孤独な少年・學(高杉)が、祖父の信一(仲代)にカナダの大自然の中へ連れられ、生きることの原点を見出す旅に出る姿を描く。子どもがコンピューターに心をむしばまれ、本来の人間味を失ってしまう世の中に警鐘を鳴らす社会派作品だ。

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 倉本は「本作は『北の国から』と同じころに書いた作品で、いわば『北の国から』のネガティブバージョン。あの作品とは違った視点から若者を描いてみたかった。当時はもうコンピューターが子どもの社会に入り込んで、彼らが自然から離されていった。そして少年による殺人事件などが起きて……そういう世の中で若者が崩壊していく気がした」と作品に込めた思いを語った。そして「やりかけてはつぶれた作品だったけど、改めて読んで今の時代に合っていると思ったので、(ドラマとして)やっていただくことになった。とてもいいメンバーがそろったので期待しています」と満足な表情を見せた。

 一方、元南極越冬隊員で、自らの命をかけて孫の學を人として再生させる信一を演じた仲代は「初めて台本を読んだとき、なぜこのようなすてきな作品が20年も放送されなかったのかと不思議に思った。この役をいただいて本当にうれしかった。倉本さんの、若者に対するメッセージに感動しました」と力を込めた。また、トーク中、横にいる孫役の高杉のほうを向いて「60年間俳優をやっているけれど、ヘンな商売だと思う。役者は非常に不安定な商売。ちゃんと大学に行って、子どもを2人くらい作って、定年を迎える……そういう生き方もあるぜ」としみじみとした表情で、これからの新人俳優に普通の生き方を勧めてマスコミ陣を笑わせる一幕もあった。

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 そして、そんなふうに大ベテラン俳優からいじられてしまった高杉は、今回オーディションで學役に抜てきされた福岡県出身の15歳。今作では大自然でサバイバルするうちに人間性を取り戻していくという難役を演じ切ったが「不安でしたけど、スタッフやキャストの皆さんに優しくしていただいて、乗り越えられた。監督からは厳しくしてもらって、成長できたと思います」となどと初々しくコメントしてフレッシュな魅力を振りまいていた。

WOWOW開局20周年記念番組 ドラマWスペシャル「學」は2012年1月1日20時からWOWOWにて放送

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