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テレビでは危険過ぎる野性爆弾、川島の映画主演デビュー作『ミステイクン』舞台あいさつもシュール爆弾が爆発!?

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川島、映画監督宣言!「死んだ人が、どんどんよみがえってきて、生きてる人間を噛んで死んでしまうのに、またその人もよみがえるみたいな怖い映画を撮りたいです。で、お札をおでこに貼ったら動きが止まるんですよ」:ロッシー「もうあるやん!」
川島、映画監督宣言!「死んだ人が、どんどんよみがえってきて、生きてる人間を噛んで死んでしまうのに、またその人もよみがえるみたいな怖い映画を撮りたいです。で、お札をおでこに貼ったら動きが止まるんですよ」:ロッシー「もうあるやん!」

 23日、神保町花月で映画『ミステイクン』プレミアム上映イベントが行われ、本作で映画主演デビューを果たした野性爆弾・川島邦裕演じる「スペースかりそめ大明神」が、「靴運び」を演じる相方のロッシー、そしてラブドール似(?)のキュートなMCと一緒にヒット祈願を行った。

映画『ミステイクン』場面写真

 そのシュールで規格外の芸風で、玄人筋からは高い評価を受けながらも、「テレビでは売れない」と言われ続けてきた野性爆弾。しかしここ数年はその姿をテレビで見かける機会が増えるなど、彼らに追い風が吹いている。そんな上り調子の状況の中で完成した本作が川島にとって映画初主演となる。

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 この日のMCはラブドール似(?)のすてきな女性が担当。どこかレトロな風情のあるナレーションぶりが特徴の彼女は「今日は映画のヒットを祈願して、お払いをさせていただきたいと思います」と切り出すと、バラエティー番組「やりすぎコージー」で川島が演じる人気キャラ「スペースかりそめ大明神」を呼び込んだ。MCの女性はすかさず、お払いを受けたお客へのプレゼント用のお中元「日清キャノーラ油」の解説を始めたが、「このボトルは注ぎやすくて、つぶせるエコボトルでございます。このキャノーラ油は酸化を抑えて油っこくない性状を生み出す特許製法『ライト&クリア製法』を採用してございます。特許番号は第3598281号でございます。特許の数は……」と本製品の成分から特許まで、お払いそっちのけで延々と解説を続けるマイペースなMCのシュールさに会場内も次第にクスクス笑いが。

 その後、スペースかりそめ大明神は、会場にいる邪気にまみれた観客をステージに呼び込んで、ペットボトル、原付のタイヤなどを利用してお払いを実施。MCの女性も「お払いを終えまして、これでヒットは間違いなしだと思いますが、いかがでございましょうか?」と川島に呼びかけると、「(映画を観たばかりの)皆さんもさぞ恐怖におののいたと思いますが、これに耐えることの出来た皆さんです。強い力をもって、明日を踏み出してください」と会場に呼びかけた。

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 その後、観客の観ている前で報道陣の取材を受けた二人。本作で難しかったことを聞かれた川島は「(本作に出演した)エスパー伊東さんも同じ楽屋だったんですけど、何をしゃべったらいいかわからなくて大変だった」と切り出すと、「滑舌悪い芸人」として知られるロッシーも「伊東さんからは、僕も滑舌が悪いけど、滑舌悪いですよねと言われました」と何ともシュールな受け答えで会場を煙に巻いた。

 さらに将来やりたいこととして「監督やってみたいですね」と返答した川島。「どうせやるなら、今までにないような新しい映画を撮りたいですね。死んだ人が、どんどんよみがえってきて、生きてる人間を噛んで死んでしまうのに、またその人もよみがえるみたいな怖い映画を。で、お札をおでこに貼ったら動きが止まるんですよ」と監督作の構想を語ると、すかさずロッシーが「もうあるやん!」とツッコミ。終始笑いの絶えない大盛り上がりの中、イベントは終了した。

 本作は、「やりすぎコージー」「怒りオヤジ」などでテレビ東京深夜バラエティ伝説を作り上げた名物プロデューサーの伊藤隆行が監督を務めた爆笑密室ホラー。何となく部屋に違和感を感じた主人公が、自分の部屋の撮影を始めたことから派生する衝撃のドラマを映し出す。(取材・文:壬生智裕)

映画『ミステイクン』は10月1日より渋谷シネクイントで2週間限定公開

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