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NASAが協力拒否!アポロ計画の隠された計画描くドキュメンタリータッチのホラー映画 理由は「観客に混乱」

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「アポロ18は打ち上げられていた。そして乗員はエイリアンに襲われていたんだよ!」「な、なんだってー!」
「アポロ18は打ち上げられていた。そして乗員はエイリアンに襲われていたんだよ!」「な、なんだってー!」 - Rights-managed / Apic / Getty Images

 トム・ハンクス主演の映画『アポロ13』など、宇宙がテーマとなる映画への技術協力などを多く行っている米航空宇宙局(NASA)が、米で先週から公開されたドキュメンタリータッチのSFホラー『アポロ 18(原題) / Apollo 18』への協力を拒否していたと、ロサンゼルスタイムズに同局スポークスマンが語った。

 人々を楽しませるメディアを通して、宇宙探査についての理解を深めることができるといった広報活動の面から、ハリウッド作品への資料提供などを積極的に行うNASA。近年では、宇宙から来た機械生命体の戦いを描く『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』や、ブラッド・ピット主演のヒューマンドラマ『ツリー・オブ・ライフ』に登場する宇宙のイメージが、NASAの科学者との協力によって作成された。協力数は、昨年だけでおよそドキュメンタリー100本、テレビ番組35本、映画16本にのぼるという。

 本作は、月面探査を目的としたアポロ計画の中止により、打ち上げがされなかった有人宇宙飛行船アポロ18号が、実は秘密裏に月に派遣されていたという設定に基づくSF映画。エイリアンによる恐怖を記録した秘匿映像が発見されたという設定で、映画『パラノーマル・アクティビティ』のような、流行のドキュメンタリータッチのホラーとなっている。

 NASAのスポークスマンが同紙に語ったところでは、本作への協力を拒否したのは、完全なフィクションにもかかわらず、ドキュメンタリータッチで制作されていることから、観客に混乱をもたらすという理由。正式に中止された計画を基にした作品とわかった時点で、同局は協力を拒否したという。スポークスマンは、「われわれは、この映画にはほとんど関与していません。ラフカットなどの映像さえ観ていないのです」と作品への関与を否定。「『アポロ 18(原題)』はドキュメンタリーではありません」と、観客に呼びかけている。(編集部・入倉功一)

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