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常盤貴子、低予算映画への出演に衝撃の声多数で質問集中!「ドブネズミになれ」と指示された

第68回ベネチア国際映画祭

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笑顔で海外の記者の質問に答える常盤貴子-第68回ベネチア国際映画祭
笑顔で海外の記者の質問に答える常盤貴子-第68回ベネチア国際映画祭

 第68回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に参加している映画『CUT』の俳優西島秀俊、女優・常盤貴子、イラン出身のアミール・ナデリ監督が現地時間2日、公式記者会見に出席した。本作でロングヘアをバッサリ切り、ボーイッシュな役どころに挑んでガラリとイメージを変えた常盤は、ナデリ監督から「ドブネズミになれ」と指示されたことを明かした。

映画『CUT』場面写真

 同作品は、兄の借金返済のために「殴られ屋」となる映画監督・秀二(西島)が、パンチを浴びながら映画への愛憎をあらわにするという今までにないファイティング・ムービー。その中で常盤は、「殴られ屋」のイベントを管理しているバーテンダーで、秀二の癒しの存在となる陽子役だ。会見で常盤は「監督とは衣装合わせの時に初めてお会いしました。脚本を読み、自分なりに役をイメージを考えていたんですけど、いきなり監督に汚い階段の隅に呼び出され『ドブネズミのようになってくれ』と。その言葉と用意されていた(ボロボロの男物の)衣装を見て、やっと(どういうキャラクターなのか)悟りました」と苦笑い。同時にナデリ監督は髪や爪といった女性らしい部分を切るように指示すると、常盤は迷いもなく快諾したという。ナデリ監督は「常盤さんに自分自身を捨ててもらって、今までのイメージを捨てて欲しかった」と説明した。

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 常盤の変ぼうぶりには、彼女をトレンディドラマなどで知るアジアの記者たちも衝撃を受けていたようで、香港の記者からは「あなたは非常に有名な女優さんですけど、このようなローバジェットの作品に出られた理由を教えてください」という質問が出た。常盤は「イラン出身の、N.Y.在住の監督が、日本で、しかも過去の日本映画をリスペクトした映画を撮ると聞いて、泣きたくなるほどうれしかった。それだけでも、私たち映画に携わる人間には興味津々の企画でした。なぜこれを撮ろうと思ったのか? なぜ、わたしたちにそういうメッセージを与えてくれるのか? (映画を観た)他の観客と同じように、興味を持って参加しました」と笑顔で答えた。

 また本作は、西島のほかは、俳優・菅田俊などヤクザ役の強面の男優陣ばかりで紅一点な存在だったことから、「男だらけの現場はいかがでしたか?」の質問もあった。常盤は「毎日、高校生の男性ばかりの中で過ごしているような、汗と熱気と香りと……(笑)。なかなかできない経験でした」と語り、記者たちから笑いが起こっていた。(取材・文:中山治美)

 映画『CUT』は12月公開

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